Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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セミナー I 田宮 憲
必修  2単位
【外国語】 17-1-1410-3352-01

1. 授業の概要(ねらい)

 近年の日本経済は成長の歩みを止め、外需(外国の需要)に頼らざるを得ない状況になっています。そこで、本セミナーでは、政府が行う輸出振興戦略や海外需要開拓戦略、インバウンドに関わる政策(外国人観光客誘致策)等に着目し、その成否を考えたいと思います。
 前期のセミナーでは、成長産業の動向やクール・ジャパン戦略、観光客誘致策等から各自がテーマを選び、主体的に学修を深めていきます。また、情報収集・共有・統合といった学修プロセスを意識づけるため、TBL(Team-Based Learning)、PBL(Project-Based Learning)の手法を用いて、チーム作業を進め、チーム・プレゼンを行います。就職活動の準備にもなるので、主体的、協調的な態度で、セミナーに参加してください。
 後期のセミナーでは、前期の情報を活用し、個人でプレゼン及びレポート作成の準備を進めます。中間報告と最終報告を実施し、各自が選択したテーマの理解を深めます。日本語の文献だけでなく、「Nikkei Weekly」等の英字新聞や「Time」、「Newsweek」等の一般誌、「The Economist」、「Bloomberg Businessweek」等の経済・経営系雑誌の記事も併読し、完成度の高いプレゼンの実施及びレポートの作成を目指してください。

2.
授業の到達目標

 本セミナーでは、日本経済の成長戦略における幅広い政策を学修します。また履修者自らが、テーマを選択し、プレゼンを準備・実施しますので、以下の具体的な到達目標を意識して、学修してください。
 (1)現政権の成長戦略の概要を説明できる。
 (2)経済・経営系の英文記事の学修を主体的に行い、経済・経営に関する基本的な英単語を概念も含めて約300語程度マスターする。
 (3)プレゼンの準備を通して、情報収集、選択、活用の方法を学ぶ。
 (4)主体性、協調性など、社会人にとって重要な能力を、チーム作業の実践から学ぶ。

3.
成績評価の方法および基準

 チーム・プレゼン             50%
 プレゼンに向けた情報収集(授業外学修)  30%
 簡略版ラーニング・ポートフォリオの作成  20%
 詳細な成績評価の規準・基準は、オリエンテーション時に説明します。出席が70%未満の場合は、パフォーマンスにかかわらず、不合格とします。

4.
教科書・参考書

 テキストは特に指定しません。必要に応じて、資料(和文・英文)を配付します。推奨テキスト、参考文献は、適宜紹介します。

5.
準備学修の内容

 配布資料などの予習及び復習を授業時間外に着実にこなしてください。授業ごとに翌週までに準備すべき事項を示します。また、チーム・プレゼンのための情報収集・共有・統合を授業外にメンバー間で積極的に進めてください。

6.
その他履修上の注意事項

 経済学・経営学の基本知識(高校レベルで十分)を必要としますので、既に学修した経済・経営関連科目を十分に復習しておいてください。また、このセミナーでは、経済・経営系の英文も読みますので、英文法、英文読解の学修も主体的に深めてください。
 履修者数、履修者の経済・経営リテラシー・英文読解力等のレベルによって、セミナーの構成および実施方法を変更する場合があります。その際には、履修者の皆さんと相談の上、方針を決定します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション。セミナー予定の紹介、セミナーで扱うトピックスの概説等。
【第2回】
 日本経済の全体像の把握とそれに関する専門用語・英単語の学修(1)
【第3回】
 日本経済の全体像の把握とそれに関する専門用語・英単語の学修(2)
【第4回】
 輸出振興戦略や海外需要開拓戦略、インバウンドに関わる政策(外国人観光客誘致策)等、個別の政策の学修(1)
【第5回】
 輸出振興戦略や海外需要開拓戦略、インバウンドに関わる政策(外国人観光客誘致策)等、個別の政策の学修(2)
【第6回】
 輸出振興戦略や海外需要開拓戦略、インバウンドに関わる政策(外国人観光客誘致策)等、個別の政策の学修(3)
【第7回】
 チーム分け。チーム・テーマの決定。
【第8回】
 チームごとにプレゼンの準備(1)
【第9回】
 チームごとにプレゼンの準備(2)
【第10回】
 チームごとにプレゼンの準備(3)
【第11回】
 チームごとにプレゼンの準備(4)
【第12回】
 チームごとにプレゼンの準備(5)
【第13回】
 チーム・プレゼンの実施(1)
【第14回】
 チーム・プレゼンの実施(2)
【第15回】
 まとめ及び夏休みの課題の決定