Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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世界の情勢(ヨーロッパ) II 村石 麻子
【Ⅳ】  2単位
【Ⅳ 社会と経済のしくみを学ぶ】 17-1-1410-3870-12

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は、前期の講義内容である現代フランスの社会事情を踏まえて、その社会を創り上げた精神的・文化的背景を探ります。食文化・モード・年中行事などの生活文化から、建築・絵画・音楽・文学などの高度に洗練された芸術文化に至るまで、フランス文化を概観し、そのエッセンスを会得します。文化は時代を映す鏡であり、文化を通じて社会を逆照射することでより深い歴史認識を促し、その国民性とも言えるエスプリの理解に努めます。

2.
授業の到達目標

 (1)フランス文化・文明の基礎知識を身に付ける。
 (2)フランス文化・文明について簡単な説明記述ができる。

3.
成績評価の方法および基準

 期末試験(70%)と受講シート(30%)で総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 随時講義内容に合わせたワークシート配布。参考書は以下です。 
 ・梅本洋一・大里俊晴・木下長宏編著『パリ・フランスを知るための44章(エリア・スタディーズ5)』(明石書店、2012年)
 ・朝比奈美知子・横山安由美編著『フランス文化55のキーワード(世界文化シリーズ②)』(ミネルヴァ書房、2011年)

5.
準備学修の内容

 日頃からフランス文化に興味を持ち、展覧会に行ったり映画を見るなど積極的にふれて下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 学生証忘れは欠席とみなしますので、必携のこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス/フランスの伝統行事
【第2回】
 フランスの美食文化
【第3回】
 モード大国フランス
【第4回】
 絵画・芸術①…古典主義絵画から印象派、コンテンポラリーアートまで
【第5回】
 絵画・芸術②…古典主義絵画から印象派、コンテンポラリーアートまで
【第6回】
 絵画・芸術③…古典主義絵画から印象派、コンテンポラリーアートまで
【第7回】
 代表的建築と世界遺産
【第8回】
 フランスの音楽…ビゼー、ドビュッシー、サティ、ラヴェル
【第9回】
 映画発祥の地フランス…フランス映画史とその名作
【第10回】
 フランス文学史①…ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』とルネサンス
【第11回】
 フランス文学史②…パスカルとモラリスト文学/ラシーヌと古典悲劇
【第12回】
 フランス文学史③…ヴォルテール『カンディード』と啓蒙文学
【第13回】
 フランス文学史④…ユゴーのロマン主義からゾラの自然主義へ/ランボー『地獄の季節』と象徴詩
【第14回】
 フランス文学史⑤…サン=テグジュペリ『星の王子様』/カミュ『異邦人』と不条理文学
【第15回】
 後期のまとめと試験
 ※以上はあくまで予定ですので、変更の可能性があります。