1. |
授業の概要(ねらい) |
|
インターネット検索エンジン、CiNii、Google Scholar、J-Globalなどの各種データベースやその他有料データベースの活用法を学び、課題検索実習やWikipediaと紙媒体の事典の比較検証を行う。また、任意のトピックでのパスファンダー作成実習を通してレファレンス・サービスに役立つ実践能力を身につける。さらに、インターネット・コミュニケーション・トゥールを使った発信型情報サービスの実践を通して学ぶ。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
1)情報通信技術とインターネット情報資源を活用した情報検索とレファレンス・サービスについての知識と技術を向上させる。 2)適切なデータベースの選択や高度な検索式の構築など情報サービスの実践的能力を身につける。 3)関心のあるテーマに基づいてレファレンスツールとしてのPathfinderを完成させ、インターネット環境を積極的に活用した発信型情報サービス技術を修得する。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
小レポート・課題(60%)、最終レポート(40%)により総合的に評価する。 いかなる理由でも授業回数(15回)のうち5回以上の欠席、および、指定期日までにレポートの未提出者は最終評価の対象から除外する。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
適宜プリントを配布する。 参考書:伊藤民雄著『インターネットで文献探索』2016年版 日本図書館協会、2016
|
5. |
準備学修の内容 |
|
MELICのホームページの「データベース ~情報探索お役立ちツール~」に挙げられているデータベースを一通り使い、どんなことが検索できるのかを調べておくこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
1)この科目への履修登録は「情報サービス論」の単位を取得した学生に限る。 2)第1回目のイントロダクションは授業の進め方、グループ編成、成績評価法について説明するので必ず出席すること。 3)第1回目のイントロダクションで、履修希望者が各クラスの定員(35名)を超える場合は、抽選を行う。抽選では原則として4年生を優先する。他の曜日、時限の授業での履修が他の授業科目と重複する場合は次年度に履修すること。 4)この演習科目は司書資格取得のための重要科目であり、ほぼ毎回課題提出がある。受講を希望する学生は、所属学科の授業との調整を考えた上で履修すること。 5)検索を行なうために必要な基本的なコンピューター操作を習得しておくこと。(授業は機器操作ができることを前提としてる) 6)学内専用データベースの検索実習をおこなうため、学内LAN接続IDの取得を受講の条件とする。 7)この科目への履修登録はインターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | イントロダクション インターネット情報時代のレファレンス・サービス | 【第2回】 | 情報検索の基本ツール(辞書情報と図書館提供サービス) | 【第3回】 | 図書検索のインターネット情報ツール(1)(OPAC等) | 【第4回】 | 図書検索のインターネット情報ツール(2)(CiNii Books等) | 【第5回】 | 論文・記事検索のインターネット情報ツール(CiNii Articles、Google Scholar等) | 【第6回】 | 企業情報・判法令検索のインターネット情報ツール(eol、D1-Law等) | 【第7回】 | 統計情報検索のインターネット情報ツール(e-Stat等) | 【第8回】 | 学術情報資源の構築と提供サービス(機関リポジトリ、JAIRO等) | 【第9回】 | ウェブ情報の検索(検索エンジン、ウェブアーカイブ等) | 【第10回】 | 課題検索実習(1) | 【第11回】 | 課題検索実習(2) | 【第12回】 | 情報発信型サービス・Pathfinder作成実習(1) | 【第13回】 | Pathfinder作成実習(2) | 【第14回】 | Pathfinder作成実習(3) | 【第15回】 | Pathfinder発表会、総括 *授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。 |
|