【第1回】 |
講義の概要 |
【第2回】 |
正義論の系譜 ― おもにアリストテレスの議論に沿いながら、「正義」とは何を意味するのか、について考察する。 |
【第3回】 |
ロールズの正義論(1) ロールズの功利主義批判を見るとともに、彼が「正義の原理」をどのように導出しようとしたのかを考察する。 |
【第4回】 |
ロールズの正義論(2) ロールズ正義論の中心にある「格差原理」の意味を確認するとともに、それがどのような根拠から導かれたのか、を見ていく。 |
【第5回】 |
リバタリアニズム(1) ノージックの議論に沿いながら、リバタリアニズムの基本的な特徴(自己所有権・最小国家論・権限理論)について見ていく。 |
【第6回】 |
リバタリアニズム(2) リバタリアニズムの中心にある「正義の権限理論」を確認するとともに、その問題点を「自由市場の擁護」という点に焦点を当てながら検討していく。 |
【第7回】 |
リバタリアニズム(3) リバタリアニズムの特徴である「自己所有権」について、その 問題点を具体的な事例を通して検討していく。 |
【第8回】 |
センの正義論 ― アマルティア・センのロールズ批判を見るとともに、彼のケイパビリティ・アプローチの特徴を見ていく。 |
【第9回】 |
授業内小論文(第1回) |
【第10回】 |
世界における格差と不平等(1) グローバルな富の不平等・格差の現状を確認するとともに、その背景をとりわけ「世界のグローバル化」という現象に焦点を当てながら見ていく。 |
【第11回】 |
世界における格差と不平等(2) グローバルな富の不平等・格差の問題について、「救命ボートの倫理」やリバタリアニズム、近親者優先倫理の立場から考察する。 |
【第12回】 |
世界における格差と不平等(3) グローバルな富の不平等・格差の問題について、功利主義やカントの義務論の立場から考察する。 |
【第13回】 |
世界における格差と不平等(4) グローバルな富の不平等・格差の問題について、ポッゲのグローバル正義論の立場から考察する。 |
【第14回】 |
世界における格差と不平等(5) グローバルな富の不平等・格差の問題について、ヌスバウムのケイパビリティ・アプローチの観点から考察する。 |
【第15回】 |
授業内小論文(第2回) |