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授業の概要(ねらい) |
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「行動規範」とは何でしょうか。ここでは、「行動規範」ということで、さしあたり「道徳(倫理)」、「法」そして「宗教」のことだと理解しておきます。さて、西洋の哲学では、古代から現代にいたるまで、これらの行動規範についてくわしい議論が続けられてきました。そこで、本授業では古代から現代までの西洋哲学者たちによる代表的な議論を紹介します。行動規範論Ⅱでは近世から現代までを扱います。
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2. |
授業の到達目標 |
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①必要な準備をしたうえで毎回の授業に臨むことができる。 ②授業で紹介された学説について、正しく説明することができる。 ③西洋の道徳(倫理)、法、宗教に関する議論に対して自分なりの関心を示すことができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①宿題:20点 ②テスト:60点 ③平常点:20点
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:小熊、川島、深谷(編)、『西洋倫理思想の形成』Ⅰ・Ⅱ、晃洋書房、1985年・1986年。 参考書:金子晴勇、『倫理学講義』、創文社、1987年。 三宅剛一、『道徳の哲学』、岩波書店、1969年。 その他については授業中に適宜紹介します。
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準備学修の内容 |
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毎回の授業で宿題を課します。
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その他履修上の注意事項 |
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本授業が対象とするのは、はじめて哲学に取り組む人たちです。ですから、すでに哲学に関心をもっている人はもちろんのこと、これまでに哲学に触れてこなかった人たちもぜひ積極的に参加してください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | デカルトの倫理学① | 【第3回】 | デカルトの倫理学② | 【第4回】 | ヒュームの倫理学① | 【第5回】 | ヒュームの倫理学② | 【第6回】 | カントの倫理学① | 【第7回】 | カントの倫理学② | 【第8回】 | カントの倫理学③ | 【第9回】 | 功利主義の倫理学① | 【第10回】 | 功利主義の倫理学② | 【第11回】 | ニーチェの倫理学① | 【第12回】 | ニーチェの倫理学② | 【第13回】 | ハイデッガーの倫理学① | 【第14回】 | ハイデッガーの倫理学② | 【第15回】 | テストとまとめ |
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