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授業の概要(ねらい) |
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本授業は哲学入門の授業です。具体的には、20世紀ドイツの哲学者、マルティン・ハイデッガー(Martin Heidegger, 1889-1976)の著書『存在と時間』(Sein und Zeit, 1927)を日本語で読みます。この著書は哲学史上の古典のひとつであり、その中では「私たちは「存在する」という言葉を用いるとき、それでそもそも何を指しているのか」という「存在の意味」が問われています。ハイデッガーの議論に寄り添いながら精密にテキストを読み解くことによって、受講者は哲学的な考え方の基礎を身に付けます。具体的には上掲書の第三章「世界の世界性」の前半部分をゆっくり、じっくり、読み進めます。
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2. |
授業の到達目標 |
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1.十分な準備をしたうえで授業に臨むことができる。 (具体的な内容は下記の「5.準備学習」をご覧ください。) 2.テキストの内容を整理して他人に説明することができる。 3.授業中に積極的に発言・質問・回答することができる。 4.授業内容に対して自分なりの興味・関心を示すことができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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1.準備学習:30点(到達目標1に対応) 2.内容解説:20点(到達目標2に対応) 3.授業態度:20点(到達目標3に対応) 4.リフレクションシート:30点(到達目標2および4に対応)
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書 マルティン・ハイデガー(著)、高田珠樹(訳)、『存在と時間』、作品社、2013年。 参考書 『岩波 哲学思想事典』 『現象学事典』 その他については授業中に適宜紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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①キーワードの意味を調べる。 ②テキストの内容を整理して説明できるようにする。 ③分からなかったこと・質問したいことを書き留めておく。
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その他履修上の注意事項 |
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この授業が対象とするのは、はじめて哲学書を読む人たちです。哲学に興味を持っている人たちはもちろんのこと、「哲学ってどんな学問なんだろう」「哲学ってなんか難しそう」と思っている人たちもぜひ参加してください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 『存在と時間』第三章第十四節① | 【第3回】 | 『存在と時間』第三章第十四節② | 【第4回】 | 『存在と時間』第三章第十五節① | 【第5回】 | 『存在と時間』第三章第十五節② | 【第6回】 | 『存在と時間』第三章第十五節③ | 【第7回】 | 『存在と時間』第三章第十五節④ | 【第8回】 | リフレクションシート作成 | 【第9回】 | 『存在と時間』第三章第十六節① | 【第10回】 | 『存在と時間』第三章第十六節② | 【第11回】 | 『存在と時間』第三章第十六節③ | 【第12回】 | 『存在と時間』第三章第十七節① | 【第13回】 | 『存在と時間』第三章第十七節② | 【第14回】 | 『存在と時間』第三章第十七節③ | 【第15回】 | まとめとリフレクションシート作成 |
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