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授業の概要(ねらい) |
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「正しく考える」とはどのようなことでしょうか。どのような条件の下で人間の思考は正しく展開されるのでしょう。人間の思考が正しく展開される条件について問う学問が論理学です。したがって、論理学は、筋道だった議論を構築したり、間違った主張を批判したりする「自ら考える力」を養うための、最も重要なツールの一つであると言うことができます。本授業では、いわゆる伝統的形式論理学の構成の大枠に従いつつも、日常的な生活レベルにおける事例に即しながら、論理学の基礎を学びます。具体的には、誤謬論、概念論、判断論を見たうえで、蓋然的な推理を取り扱います。
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2. |
授業の到達目標 |
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①ある推理についてその誤謬を見つけ、それがどのような誤謬であるか説明することができる。 ②ある概念の対が与えられた場合、それら概念相互の関係の種類を正しく指摘することができる。 ③ある定義が与えられた場合、その定義がどのような種類のものであるかを正しく指摘することができる。 ④定義の規則を運用して、不適切な定義を批判することができる。 ⑤分類の原理を運用して、不適切な分類を批判することができる。 ⑥蓋然的な推理について、その代表的な種類を見分けることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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①中間テスト:40点 ②期末テスト:40点 ③宿題:20点 詳細については第1回授業で説明します。
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教科書・参考書 |
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教科書は特に指定しません。参考文献は授業中に適宜紹介します。
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準備学修の内容 |
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毎回の授業の最後に問題を出しますので、次回の授業までに考えておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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論理学は「自ら考える力」を養うことを主眼とする学問です。したがって、授業に主体的に参加する学生を歓迎します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 誤謬論①:論理的な誤謬 | 【第3回】 | 誤謬論②:言語上の誤謬 | 【第4回】 | 概念論①:概念の内包と外延 | 【第5回】 | 概念論②:上位概念と下位概念 | 【第6回】 | 概念論③:並位概念 | 【第7回】 | 定義①:定義の種類 | 【第8回】 | 定義②:不十分な定義 | 【第9回】 | まとめと中間テスト | 【第10回】 | 分類:分類の種類 | 【第11回】 | 判断論①:判断の質と量 | 【第12回】 | 判断論②:定言判断の種類 | 【第13回】 | 蓋然的な推理①:帰納的推理 | 【第14回】 | 蓋然的な推理②:類比的推理 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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