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授業の概要(ねらい) |
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テーマは「「今どきコトバ」から社会の変化を読みとる―〈いま・ここ〉編」。 『今どきコトバ事情』をテキストに用いる。ここには「現代日本の社会あるいは文化に関連するコトバ」55個が取り上げられ、「そのコトバの起源、使われるようになった由来やいきさつ、ひろく用いられるにいたった理由」について、4ページの見開きで説明されている。「今どきコトバ」の登場と普及の過程を観察することを通じて、私たちが生きている社会の「いま」を歴史的に理解し、社会の変化を読みとりたい。 前期の授業では、55個の見出し語のうち、受講者集団の関心が高いコトバを中心にとりあげる。第1回にアンケートをとり、関心の上位のコトバ群を、3つのグループに分けて、それを第2回以降に順次とりあげていく。3回の講義+小テスト(10点)を1タームとして、これを3タームおこなう。各タームでは、中核のコトバ(1~2個)に関連する他の見出し語や、社会学的な思考の解説を加えながら、テキストを読んでいく。
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2. |
授業の到達目標 |
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・複数のコトバがつながる文脈(コトバ同士の関連)を理解できる。 ・コトバの登場と普及の過程を区別して説明できる。 ・コトバの変化から社会の変化を読みとることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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・小テスト3回 30% ・期末試験(最終回の授業内試験) 60% ・発表や任意レポート等の自主的取り組み 10%
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教科書・参考書 |
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・井上俊・永井良和編著『今どきコトバ事情―現代社会学単語帳』ミネルヴァ書房、2016年
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準備学修の内容 |
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・テキストの指定の見出し語の説明を事前に読んだうえで授業にのぞむ。 ・意欲的な受講者向けに、応用的な課題(提出は任意)を出すことがある。
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その他履修上の注意事項 |
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・「出席点」はないが、小テストを1回も受けていない場合、期末試験の受験を認めないので注意すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション、見出し語関心度アンケート | 【第2回】 | アンケート結果、第1タームで取り上げるコトバ、教科書の構成 | 【第3回】 | 関連するコトバを考える、コトバ同士をつなぐ文脈を考える | 【第4回】 | コトバの登場の理由と普及の理由、社会学的な思考 | 【第5回】 | 小テスト① | 【第6回】 | 第2タームで取り上げるコトバ | 【第7回】 | 関連するコトバを考える、コトバ同士をつなぐ文脈を考える | 【第8回】 | コトバの登場の理由と普及の理由、社会学的な思考 | 【第9回】 | 小テスト② | 【第10回】 | 第3タームで取り上げるコトバ | 【第11回】 | 関連するコトバを考える、コトバ同士をつなぐ文脈を考える | 【第12回】 | コトバの登場の理由と普及の理由、社会学的な思考 | 【第13回】 | 小テスト③ | 【第14回】 | まとめ、補足など | 【第15回】 | まとめと期末試験(授業内試験) |
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