Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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人間学基礎セミナー I 井上 義和
【Ⅱ】  2単位
【Ⅱ 人の心と思想を学ぶ】 17-1-1501-3205-05

1. 授業の概要(ねらい)

 テーマは「2000年代に何が変化したか?―〈変化の論じ方〉編」。
 『今どきコトバ事情』(2016)には55個の見出し語がある。いずれも「この10年ほどで話題になった」「現代日本の社会あるいは文化に関連する」コトバであるから、2000年代の何らかの変化を反映していると考えられる。55個の見出し語から、いったいどのような変化が読みとれるだろうか。この問題について、グループワークを通じて明らかにしたい。
 授業では受講者を4人ずつグループに分け、グループで何らかの括りを決めて複数の見出し語を取り上げ、その横断的な読解により、関連年表をつくりながら、2000年代に何が変化したかを考えてもらう。期末レポートでは、グループ活動の成果をふまえて、各自がテーマを設定して、「2000年代に何が変化したのか?」を考える。

2.
授業の到達目標

 ・見出し語の説明文をもとに関連年表を作成できる。
 ・複数の見出し語を関連させながら社会の変化を説明できる。
 ・これらの作業をグループで協力しながらおこない、成果を発表できる。
 ・以上の作業をふまえて「2000年代に何が変化したのか」という問いに取り組み、レポート作成する。

3.
成績評価の方法および基準

 ・平常点 20%
 ・グループ活動 30%
 ・期末レポート 50%

4.
教科書・参考書

 ・井上俊・永井良和編著『今どきコトバ事情―現代社会学単語帳』ミネルヴァ書房、2016年

5.
準備学修の内容

 ・授業時間外にグループのメンバーと連絡を取り合ったり、作業を分担したりする。

6.
その他履修上の注意事項

 ・受講希望者は第2回までに必ず出席し、第3回にはテキストを持参すること。進行の都合上、第2回まで無断欠席した場合は受講を認めないので注意すること。
 ・第2回以降の欠席が5回を超えた場合、期末レポートを受理しないので注意すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 コトバの変化と社会の変化①―今どきコトバに注目
【第3回】
 コトバの変化と社会の変化②―テキストの方法論、論理構成
【第4回】
 班作り、関係構築、班のテーマ
【第5回】
 見出し語の選択、担当決め、テキスト読み込み
【第6回】
 専門家会議(他班の同じ語の担当者)、班に戻り情報共有
【第7回】
 発表準備①、各自メモを持ち寄り班で討論
【第8回】
 発表準備②、プレゼン資料の作成
【第9回】
 発表準備③(MELIC情報学習室など)プレゼン資料の完成
【第10回】
 全体発表①
【第11回】
 全体発表②
【第12回】
 全体発表③
【第13回】
 期末レポートについて、構想、書き方の注意
【第14回】
 期末レポートの進捗状況を共有
【第15回】
 振り返り、期末レポートの提出