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授業の概要(ねらい) |
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70年以上前、多くの若者たちが志半ばにして戦争へと駆り出され、命を落とした。戦後を生きるわれわれはその事実を直視し、真摯に向き合ってきただろうか。本授業では、「特攻と若者」をテーマとして、映像や資料などから特攻にいたる経緯や特攻作戦の特質を理解し、戦没学徒の死の意味について考えることを目指す。また、現代の若者が抱える諸問題も取り上げ、戦争の時代の若者との幸福度について比較検討を行なう。授業では、毎回ミニ・レポートを課すほか、学生間のディスカッションも行う。
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2. |
授業の到達目標 |
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・学徒出陣や特攻作戦に関する基本的な知識を習得する。 ・特攻作戦の特質や現代の若者が抱える問題について理解し、自分の考えを述べることができる。 ・現代の若者との比較対象として、戦没学徒兵の死の意味について、幅広い視点で考察する能力を身につける。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(50%)とレポート課題(50%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからのいわゆるコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。平常点は出席の他、授業内で課されるミニ・レポートやディスカッションを通じた提出物等によって評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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特にテキストは使用せず、適宜、授業内で配布・紹介していく。参考書として、蜷川寿恵『学徒出陣―戦争と青春』(吉川弘文館、1998年)、栗原俊雄『特攻―戦争と日本人』(中公新書、2015年)。
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5. |
準備学修の内容 |
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次回の授業のために配布された資料(事前プリント等)に必ず目を通してから授業に臨むことが必須である。 レポート課題は、授業内容をよく理解しているかが評価基準の重要なポイントとなるので、レポート課題の作成に向けて、授業で考えたことについて自分なりにまとめておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・普段から、アジア・太平洋戦争や現代の若者が抱える問題等に関連するテレビ番組や新聞・雑誌等の記事に目を通すよう心がけること。 ・ディスカッションには積極的に参加し、授業中の私語や携帯・スマホの使用は厳に謹むこと。行為によっては退出を命じることや、以後の受講を認めない場合がある。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(授業についての説明) | 【第2回】 | アジア・太平洋戦争と特攻 | 【第3回】 | 学徒出陣―戦争に駆り出された若者たち1 | 【第4回】 | 学徒出陣―戦争に駆り出された若者たち2 | 【第5回】 | 現代社会と若者1(「丸山真男」をひっぱたきたい) | 【第6回】 | 現代社会と若者2(絶望の国の幸福な若者たち) | 【第7回】 | 現代社会と若者3(貧困世代) | 【第8回】 | 中間まとめ | 【第9回】 | 特攻作戦の経緯と特質1 | 【第10回】 | 特攻作戦の経緯と特質2 | 【第11回】 | 強制か志願か | 【第12回】 | 神風/KAMIKAZE | 【第13回】 | 特攻の記憶と戦没学徒の死の意味1 | 【第14回】 | 特攻の記憶と戦没学徒の死の意味2 | 【第15回】 | 秋期授業のまとめ
※ 授業の進展や社会情勢の状況により授業内容を変更する場合がある。 |
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