1. |
授業の概要(ねらい) |
|
養護概説は、「学校保健」から独立した領域で、「養護教諭の職務に関わること」=「養護全般」を概説するものです。講義は、学校教育・学校保健の関係法令、養護の本質と概念、学校教育に果たす養護教諭の役割等の養護教諭がその職務を果たす上で、基盤として理解しておくべきことと、具体的な職務内容に関わる事項から成っています。 養護教諭の職務推進の基本と実際について学ぶことは、養護教諭について知ると同時に、「学校保健」をより具体的、実践的に理解することにつながります。 授業は、自己理解・他者理解等のワークやコミュニケーションスキルに関するエクササイズ等を交えながら進めます。また、具体的職務内容に沿った実践例を基にした体験参加型授業を行います。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
健康教育や養護の本質と概念等の学校保健に関わる基本的事項、及び養護教諭の具体的な職務内容に関わる事項についての基礎的知識を得ることを目標とします。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
学習状況、確認テスト等(50%)と最終試験(50%)で評価します。 最終試験を受験するためには、全講義回数の2/3以上の出席が必要となります。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
毎授業ごとに、講義資料を配布します。 参考書:講義内で紹介します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
・配られた講義資料を再読し、復習してください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
・教育の問題や子どもの健康問題に関心を持ち、積極的かつ真剣な態度で授業に参加するよう望みます。 ・最終試験は、講義資料持ち込み可能な記述式試験を行いますので、各授業で配布された資料は、各自でファイルし保管しておいてください。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | オリエンテーション 教育関係法令、学校教育と学校保健 | 【第2回】 | 養護教諭制度の沿革と養護教諭の職務 | 【第3回】 | 養護教諭の役割と求められる資質能力 | 【第4回】 | 学校保健計画・学校安全計画・保健室経営計画とその評価 | 【第5回】 | 学校における救急処置の目的と進め方 | 【第6回】 | 健康診断の目的、方法及び事後措置 | 【第7回】 | 健康観察の目的と実際、事後措置 | 【第8回】 | 疾病管理の対象と内容、感染症の予防と管理、アレルギー疾患への対応 | 【第9回】 | 学校環境衛生の意義と基準、学校環境衛生活動の進め方 | 【第10回】 | 保健指導の基本と実際 | 【第11回】 | 教科保健(保健学習)の基本と実際 | 【第12回】 | 健康相談の理論と実際 | 【第13回】 | 組織活動及び家庭・地域・専門機関との連携 | 【第14回】 | 子どもの現代的な健康課題とその対応・災害後の子どもの心のケア(PTSDの理解とその予防) | 【第15回】 | まとめと試験 |
|