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授業の概要(ねらい) |
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現在我々が目にするスポーツは近代に欧米で確立された文化であり、近代スポーツと呼ばれる。この近代スポーツはどのような歴史的事象によって確立されていったのかについて、イギリス、アメリカ、ドイツ、日本の四カ国に焦点を当て、その発展過程について講義する。更に詳細に見てゆくと各種目毎に独自の発展の仕方および成立のメカニズムが存在しており、そこから近代社会のダイナミズムに深く関連しているスポーツ文化の構造が明らかとなる。本講義では世界的に普及し、今日でも注目度の高いサッカー、野球、テニスを取り上げそれぞれの種目がいかなる社会的要因により、今日的発展を遂げたのかについて明確に論究してゆく。最後に日本のスポーツ文化について、世界でも独自の日本のスポーツ文化はどのようにして成立していったのかについて、明治以後現代に至るまでの生成過程を俯瞰しつつ、その成立のメカニズムについて論究してゆく。
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2. |
授業の到達目標 |
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①スポーツの歴史的発展過程について説明することが出来る。 ②欧米のスポーツと日本のスポーツの文化的相違について説明することが出来る。 ③スポーツの発展に影響を与える社会的要因について説明することが出来る。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①毎時間の小レポート点50% ②期末テスト50% ③遅刻、早退および授業態度の不良は一回につき5点減点
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4. |
教科書・参考書 |
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毎時間資料を配付する。
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5. |
準備学修の内容 |
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①スポーツ関連の書籍を定期的に読むこと。 ②日本史および西洋史関連の書籍を10冊以上は目を通しておくこと。特に近代史に関連したものを読むと効果的。 ③毎時間予習復習をそれぞれ1時間以上行うこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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①授業マナーに留意すること。 ②わからないことは積極的に質問、意見等をすること。 ③問題意識を持って主体的に講義に参加すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 近代イギリスのスポーツの成立と発展 | 【第2回】 | 近代ドイツのスポーツの成立と発展 | 【第3回】 | 近代アメリカスポーツの成立と発展 | 【第4回】 | 近代オリンピックの成立とその時代背景 | 【第5回】 | 近代オリンピックの発展とナショナリズムの高揚 | 【第6回】 | 第二次世界大戦とスポーツ | 【第7回】 | サッカーの歴史とその発展過程 | 【第8回】 | 野球の歴史とその発展過程 | 【第9回】 | テニスの歴史とその発展過程 | 【第10回】 | 近代日本のスポーツ 明治期 | 【第11回】 | 近代日本のスポーツ 大正昭和初期 | 【第12回】 | 現代日本のスポーツ 戦後から1964年東京オリンピックまで | 【第13回】 | 現代日本のスポーツ 高度経済成長期 | 【第14回】 | 現代日本のスポーツ 2020年東京オリンピックに向けて | 【第15回】 | 期末テストとまとめ |
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