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授業の概要(ねらい) |
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アスリートや指導者にとって、スポーツを効果的・効率的に、かつ安全に行うためには、スポーツを科学的に解析し理解する必要がある。そのためには、スポーツ医学、トレーニング理論、スポーツ生理学、スポーツ栄養学等スポーツに関連する多くの学問について習熟する必要があるが、その全てにおいて、解剖学を知らなければ本質を理解することはできない。すなわち、解剖学はスポーツを科学的に考える上で必須の知識といえる。 本講座では、生体のどの位置にどのような構造物があるかを知る“静的な解剖”と、その構造物が実際の運動においてどのように働くかを知る“機能解剖”を学び、実際に触察すること技術を身につけることを目指していく。
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2. |
授業の到達目標 |
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主要な関節の機能について理解する 人体の主要な筋の起始と停止および作用を理解する 主要な骨・筋を触察できるようにする
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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成績は授業中に行う小テスト20%、定期試験(筆記)80%により評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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公認『アスレティックトレーナー専門科目テキスト 2 運動器の解剖と機能』財団法人日本体育協会
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5. |
準備学修の内容 |
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予習プリントを配付するので、事前課題を実施した上で授業に臨むこと。 身体の構造や機能に関する本や番組を、興味を持ってできるだけ多くみるのが望ましい。
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その他履修上の注意事項 |
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人体の構造のおもしろさ、深さに感心し、興味をもって取り組んで欲しい。 疑問点・納得できない点はその場で質問し、学友と共有して欲しい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 講義のガイダンス(授業実施方法および成績の評価方法について) 神経系の概要と仕組み 上肢の筋を支配する神経 | 【第2回】 | 下肢の筋を支配する神経 | 【第3回】 | 足部・足関節・下腿の筋の構造と機能 | 【第4回】 | 足部・足関節・下腿の構造と動き(詳細)/触診 | 【第5回】 | 膝関節・大腿・股関節の筋の構造と機能 | 【第6回】 | 膝関節の構造と動き(詳細)/触診 | 【第7回】 | 大腿・股関節の構造と機能(詳細)/触診 | 【第8回】 | 体幹(骨盤部・腹部・腰部)の筋の構造と動き | 【第9回】 | 体幹(胸部・背部・頚部・頭部)の筋の構造と動き | 【第10回】 | 体幹の構造と動き(詳細)/触診 | 【第11回】 | 肩関節の筋の構造と機能 | 【第12回】 | 肩関節の構造と動き(詳細)/触診 | 【第13回】 | 上腕・肘関節・前腕・手関節の筋の構造と機能 | 【第14回】 | 上腕・肘関節・前腕・手関節の構造と動き | 【第15回】 | まとめとテスト |
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