Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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スポーツ解剖学 I 加藤  基
選択  2単位
【スポーツ医療】 17-1-3081-1686-01

1. 授業の概要(ねらい)

 アスリートや指導者にとって、スポーツを効果的・効率的に、かつ安全に行うためには、スポーツを科学的に解析し理解する必要がある。そのためには、スポーツ医学、トレーニング理論、スポーツ生理学、スポーツ栄養学等スポーツに関連する多くの学問について習熟する必要があるが、その全てにおいて、解剖学を知らなければ本質を理解することはできない。すなわち、解剖学はスポーツを科学的に考える上で必須の知識といえる。
 本講座では、生体のどの位置にどのような構造物があるかを知る“静的な解剖”と、その構造物が実際の運動においてどのように働くかを知る“機能解剖”を学び、実際に触察すること技術を身につけることを目指していく。

2.
授業の到達目標

 主要な関節の機能について理解する
 人体の主要な筋の起始と停止および作用を理解する
 主要な骨・筋を触察できるようにする

3.
成績評価の方法および基準

 成績は授業中に行う小テスト20%、定期試験(筆記)80%により評価する。

4.
教科書・参考書

 公認『アスレティックトレーナー専門科目テキスト 2 運動器の解剖と機能』財団法人日本体育協会

5.
準備学修の内容

 予習プリントを配付するので、事前課題を実施した上で授業に臨むこと。
 身体の構造や機能に関する本や番組を、興味を持ってできるだけ多くみるのが望ましい。

6.
その他履修上の注意事項

 人体の構造のおもしろさ、深さに感心し、興味をもって取り組んで欲しい。
 疑問点・納得できない点はその場で質問し、学友と共有して欲しい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 講義のガイダンス(授業実施方法および成績の評価方法について)
 神経系の概要と仕組み
 上肢の筋を支配する神経
【第2回】
 下肢の筋を支配する神経
【第3回】
 足部・足関節・下腿の筋の構造と機能
【第4回】
 足部・足関節・下腿の構造と動き(詳細)/触診
【第5回】
 膝関節・大腿・股関節の筋の構造と機能
【第6回】
 膝関節の構造と動き(詳細)/触診
【第7回】
 大腿・股関節の構造と機能(詳細)/触診
【第8回】
 体幹(骨盤部・腹部・腰部)の筋の構造と動き
【第9回】
 体幹(胸部・背部・頚部・頭部)の筋の構造と動き
【第10回】
 体幹の構造と動き(詳細)/触診
【第11回】
 肩関節の筋の構造と機能
【第12回】
 肩関節の構造と動き(詳細)/触診
【第13回】
 上腕・肘関節・前腕・手関節の筋の構造と機能
【第14回】
 上腕・肘関節・前腕・手関節の構造と動き
【第15回】
 まとめとテスト