1. |
授業の概要(ねらい) |
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競技種目には競技種目に特有の動作があり、個々の運動と力の働きも同じではない。競技種目に特有の技術や技能を修得するトレーニングを効果的に行う、または、指導するためには、その運動と力の働きの関係を理解していなければならない。しかし、技術等は、より効率的・効果的な結果をもたらすように年々進化しており、その対応も変化している。 本授業は、陸上競技、水泳、テニス、サッカ一、野球、武道、スキー、自転車などの体育・スポーツ種目で研究報告されている内容について学習する。人間の生物学的条件を考慮しながら身体運動を力学的立場から研究するバイオメカニクスの観点から、各種スポーツにおける安全で合理的な技術や技能の理解およびトレーニングを考える際の基礎となるものである。
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2. |
授業の到達目標 |
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本授業では各スポーツ競技種目における動作分析を行うための基礎とその応用能力を身につけることを目的とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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レポート課題/小テスト(30%)および定期試験(70%)の結果を総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト 金子公宥 『スポーツ・バイオメカニクス入門‐絵で見る講義ノート』 参考図書 金子公宥、福永哲夫 『バイオメカニクス‐身体運動の科学的基礎』 深代千之、平野裕一、桜井伸二、阿江通良 『スポーツバイオメカニクス』 財団法人 日本体育協会 『アスレティックトレーナー専門科目テキスト』
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5. |
準備学修の内容 |
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中学・高校の数学・物理の教科書の内容について復習を十分にしておくこと。 その上で、指定した教科書・参考図書等の次回の授業範囲を読み、専門用語等の意味を理解しておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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バイオメカニクスⅠを履修しておくことが望ましい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンスおよびバイオメカニクスの基礎 | 【第2回】 | 力学の基礎 | 【第3回】 | エネルギー論 | 【第4回】 | 機能解剖学概論1 | 【第5回】 | 機能解剖学概論2 | 【第6回】 | 動作・映像解析 | 【第7回】 | 陸上での運動動作各論:歩行・走動作のバイオメカニクス | 【第8回】 | 陸上での運動動作各論:跳躍動作のバイオメカニクス | 【第9回】 | 陸上での運動動作各論:投動作のバイオメカニクス | 【第10回】 | 陸上での運動動作各論:打つ動作のバイオメカニクス | 【第11回】 | 陸上での運動動作各論:蹴動作のバイオメカニクス | 【第12回】 | 水泳・水中運動のバイオメカニクス | 【第13回】 | 滑る動作のバイオメカニクス | 【第14回】 | 自転車のバイオメカニクス | 【第15回】 | まとめ・試験 |
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