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授業の概要(ねらい) |
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いまグローバル市民としてのコミュニケーション力・探究心・知識が求められています。これはアメリカの大学におけるリベラルアーツ教育(教養教育)の根幹をなすものです。 この授業は、読売新聞社(松本美奈氏)との共同で開講します。 授業の副題を「CONNECTING THE DOTS ~ 新聞を使って自分と世界をつなぐ」とします。 いま世界はめまぐるしく変化し続けています。そこで生きていくには、時代を読み解き、考える力が欠かせません。では、その力をどうやってつけるか。ずばり、読む、書くこと。書くことを前提に漫然と読んでいても、書く力はつきません。書く力がつかなければ、考える力も同様です。 この授業では、学生に大学生としてのアカデミック・スキルズ(知的技法)を身に付けてもらいます。さらに、読売新聞を教材として使いながら、取材・報道を担う読売新聞社の現役記者が学生の皆さんに新聞を読み、論理的な文章を書く力を伝授します。 最終的には、授業の到達目標を振り返り、コンセプト・マップやラーニング・ポートフォリオをまとめてもらいます。
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授業の到達目標 |
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1)新聞を毎日読み、社会と向き合う姿勢を持つ(意欲、関心) 2)適切な情報源から必要な情報を入手し、正確に判断できる(技能、態度) 3)社会情勢の変化を、説明することができる(知識、理解) 4)社会情勢に対する自分(学生)の意見を書くことができる(技能、態度) 5)社会情勢に対する自分(学生)の意見を発表することができる(技能、態度) 6)各単元の学習をコンセプト・マップで描くことができまる(技能) 7)ラーニング・ポートフォリオをまとめることができまる(技能・態度)
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成績評価の方法および基準 |
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①小テスト(知識・理解) 30%(第15回目) ②研究レポート(知識・理解、意欲) 20%(教員評価) ③プレゼンテーション(技能・態度) 10%(相互評価) ④コンセプト・マップとラーニング・ポートフォリオ(技能・態度) 40%(期末・必須) ※「ルーブリック」(評価の目安)を作成し、学生の皆さんに事前に渡します。ラーニング・ポートフォリオについては、第1回と第13回目の授業で説明します。
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教科書・参考書 |
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読売新聞 朝刊・夕刊の購読 土持ゲーリー法一『ラーニング・ポートフォリオ~学習改善の秘訣』東信堂、2009年 佐藤望・他『アカデミック・スキルズ~大学生のための知的技法入門(第2版)』、慶應義塾大学出版会、2012年
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準備学修の内容 |
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授業ではグループ活動と討論が中心になります。学生は、指定された新聞購読やフィードバック視聴を事前準備学修します。事前準備学修ができているかどうかを確かめる準備確認試験を実施します。
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その他履修上の注意事項 |
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授業は「新聞を使って自分と世界をつなぐ」を副題とするので、学生の主体的な学習が求められます。毎回準備課題をしてから授業に臨みます。繰り返しますが、この授業では、他の授業の「2倍」の教室外学習が要求されます。したがって、主体的な学習を望まない学生は履修できません。授業は教員だけで行うものでなく、学生と一緒に「創る」という考えを重視します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション+プレースメントテスト | 【第2回】 | 書く力をつける①……視写とは何か | 【第3回】 | 書く力をつける②……社説と対話する | 【第4回】 | 書く力をつける③……分解して読む | 【第5回】 | 書く力をつける④……分解して考える | 【第6回】 | 書く力をつける⑤……分解して疑問を持つ | 【第7回】 | 社説で何を学んだか & まわしよみ新聞 | 【第8回】 | 質問力をつける①……ハテナソンとは何か | 【第9回】 | 質問力をつける②……ハテナソンでリポートを書く | 【第10回】 | 質問力をつける③……ピアレビュー | 【第11回】 | 発表に向けての準備①……ハテナソン | 【第12回】 | 発表に向けての準備② | 【第13回】 | 発表に向けての準備③ | 【第14回】 | 発表@アカデミックラウンジ | 【第15回】 | 授業の総括 テスト 書く力 |
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