Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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帝京学-実学・国際性・開放性を培う- 土持 ゲーリー 法一
【Ⅰ】  2単位
【Ⅰ 大学での学び方】 17-1-3082-2740-03

1. 授業の概要(ねらい)

 本授業は、1年生を対象に帝京大学で学ぶことの意義について、各学部・学科より選出された教員によるオムニバス授業を通して、幅広く学ぶ基礎科目です。高校までの学習との違いを理解し、本学独自の教育指針「実学・国際性・開放性」の理解を深めることを目的とします。文部科学省に置かれた中央教育審議会答申(2012年8月28日)も「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~」と、主体的に考える力の重要性を提言しています。このような基礎力は、大学1年次から培われる資質であるとの考えから、新たに「帝京学」を2013年度よりスタートし、帝京大学で学ぶことの意義、そして愛校心を育むことを目的とします。
 授業の「目的」を達成するために、様々な学問領域を持つ八王子キャンパスの各学部・学科より選出された教員から、本学で学ぶことの意義について担当する教員の専門分野を通して、わかりやすく講義をしてもらうオムニバス授業となります。たとえば、なぜ、個々の専門分野が大学教育において必要なのかを話してもらい、各学部・学科のディプロマ・ポリシー(人材養成)についても言及してもらいます。
 授業では、学生が一方的に講義を聞くだけでなく、内容を理解し、深めるために、クラスで議論し、授業内容をリフレクション・シート(振り返りノート)に自分の言葉に置き換えてわかりやすくまとめてファイルに綴じ、最終的には、リフレクション・シートをもとに、コンセプト・マップとラーニング・ポートフォリオを作成します。

2.
授業の到達目標

 ①学生は、本学の教育指針の重要性および各学部・学科の特徴について説明できる。(知識・理解)
 ②学生は、大学での学びと高校までの学びの違いについて説明できる。(知識・理解)
 ③学生は、学習過程での学びを省察(振り返る)することができる。(技能)
 ④学生は、15回の学びをコンセプト・マップで描き、つなげることができる。(技能)
 ⑤学生は、ラーニング・ポートフォリオをまとめることができる。(技能・態度)

3.
成績評価の方法および基準

 ①筆記試験(知識・理解)(20%)
 ②事前課題確認試験(知識・理解)(10%)
 ③コンセプト・マップ(技能)(20%)
 ④ラーニング・ポートフォリオ(技能・態度)(50%)

4.
教科書・参考書

 近田政博『学びのティップス~大学で鍛える思考法』(玉川大学出版部、2009年)
 土持ゲーリー法一『ラーニング・ポートフォリオ~学習改善の秘訣』(東信堂、2009年)

5.
準備学修の内容

 学生は、MELICの「指定図書」コーナーで指定された図書を読んで、図書カウンターで「指定図書課題・リフレクション(振り返り)シート」に図書印を押してもらってから授業に出席します。

6.
その他履修上の注意事項

 この授業は、「ソクラテス・メソッド」にもとづき、「予習をしないで授業を受けてはならない」を原則とします。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
 授業目的、授業方法、成績評価、コンセプト・マップとラーニング・ポートフォリオについての説明等
【第2回】
 帝京大学の教育指針について~帝京大学学長(予定)
【第3回】
 各学部・学科の教員による講義①
【第4回】
 各学部・学科の教員による講義②
【第5回】
 各学部・学科の教員による講義③
【第6回】
 各学部・学科の教員による講義④
【第7回】
 各学部・学科の教員による講義⑤
【第8回】
 各学部・学科の教員による講義⑥
【第9回】
 各学部・学科の教員による講義⑦
【第10回】
 各学部・学科の教員による講義⑧
【第11回】
 各学部・学科の教員による講義⑨
【第12回】
 各学部・学科の教員による講義⑩
【第13回】
 各学部・学科の教員による講義⑪
【第14回】
 コンセプト・マップとラーニング・ポートフォリオの作成について
【第15回】
 授業の総括 テスト