Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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情報処理 III 中鉢 直宏
選択  2単位
【自己啓発】 17-1-3082-4433-03

1. 授業の概要(ねらい)

 本授業では、MicrosoftのデータベースソフトウェアであるAccessを使用して、データベースに関する基本知識の習得を目指します。現代社会に欠かせない情報システムは、必ずといっていいほどデータベースが採用されています。様々な情報システムを理解するうえでデータベースの知識は欠かせません。そこで、データベースの必要性を学習するとともに、演習で実際にPCを使い簡単なデータベースを構築します。授業は、基礎的な説明の後、演習にて具体的な課題に対応する形式でデータベースの構築を行うという流れで進めていきます。基礎的な説明は事前資料で予習が必要になる場合もあります。データベースを構築するだけではなく、情報システムとして入力画面(フォーム)やデータ状況を確認するためのレポート作成する機能まで実践してもらいます。最終的には、実際に日常的に使用できるデータベースシステムを自分で設計・構築までしてもらいます。

2.
授業の到達目標

 データベースの基本知識を身につける。
 操作、テーブル作成、データ格納・データ抽出・データ集計などの基本的操作を身につける。
 実際に自分でデータベースを設計し、データを格納からレポートまで一連のデータベースシステムを完成させる。

3.
成績評価の方法および基準

 出席は3分の2以上する必要があり、カードリーダによる出席とその時間に課せられた毎回の課題の提出とセットで出席と認める。最終課題は指定されるデータベースの構築とレポートを予定する
 ・授業ごとの課題の提出(60%)
 ・最終課題(40%)

4.
教科書・参考書

 参考文献:『はじめてのAccess2016』(出版社:秀和システム)
 必要に応じて授業で紹介する。

5.
準備学修の内容

 授業内容によってはWebページ等で事前学習および課題を課す場合があり、そのための時間は確保すること。

6.
その他履修上の注意事項

 本授業の演習は、前の作業を前提に進んでいくため、必ず授業で課された演習は、次の授業までに終わらせておくこと。諸事情により授業を欠席した際は、LMS上の資料と課題を各自で学習し、課題を終わらせておく必要があります。また、予めわかっている欠席に関しては事前に申し出てください。無断欠席との扱いとは異なります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 データベースとはなにかを学習する
【第2回】
 データベースの必要性を考える
【第3回】
 データを作成、蓄積、統合をするために必要なことを考える
【第4回】
 データベースソフト(Access)の基本的な使い方を学習する
【第5回】
 テーブルとテーブル設計を学習し、構築する。
【第6回】
 具体的なデータテーブルの作成と外部データのインポート
【第7回】
 実際にデータを入力する。
【第8回】
 リレーションシップについて学習し、データを連携させる。
【第9回】
 データベースからデータを抽出する。
【第10回】
 クエリを学習して、クエリによりデータを作成する。
【第11回】
 クエリによって様々なデータ作成する。
【第12回】
 クエリよるデータの集計する
【第13回】
 データ入力のための入力画面(フォーム)を作成する
【第14回】
 集計結果のレポートを作成する
【第15回】
 最終課題の説明とまとめ