1. |
授業の概要(ねらい) |
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中央アジアはユーラシア大陸の中央部に位置し、シルクロードを通じて東西の文化を伝えるとともに、独自の文化を生み出してきました。その中央アジアの中央部、キルギス共和国に位置するアク・ベシム(スイヤブ)遺跡を取り上げ、その時代と地域の歴史と文化を学びます。
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2. |
授業の到達目標 |
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中央アジア世界が持つ歴史のダイナミズムを理解するとともに、東アジアの東端に位置する日本との関係を理解する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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学期末試験60%、平常点40%(出席状況及び課題等)
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:特に指定しません。適宜プリントを配布します。 参考文献:特に指定しませんが、授業の中で文献を紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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日頃から中央アジアに関する報道に注目するとともに、関係する展覧会等を鑑賞すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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中央アジアは、私たち日本人にとって近くて遠い地域です。その地域の歴史を学ぶことで、その地域が持つダイナミズムを理解するとともに、シルクロードを通して、日本もまたユーラシア大陸の文化を共有してきたことを理解してほしいと思います。また、この授業では、中央アジアの歴史や文化を学ぶことで、日本を含めた東アジアの歴史と比較し、国際的な視野を広めるきっかけとなることを希望します。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | シルクロードと文明の十字路 | 【第2回】 | 玄奘とアク・ベシム遺跡(スイヤブ) | 【第3回】 | 中央アジアの風土と暮らし | 【第4回】 | アク・ベシム遺跡とスイヤブ | 【第5回】 | ソグド人とその文化 | 【第6回】 | 地理的環境からみたアク・ベシム遺跡の立地 | 【第7回】 | アク・ベシム遺跡発掘の最近の成果1 | 【第8回】 | アク・ベシム遺跡発掘の最近の成果2 | 【第9回】 | 共存する宗教1 | 【第10回】 | 共存する宗教2 | 【第11回】 | 中国史書に登場するスイヤブ | 【第12回】 | スイヤブを巡って抗争する周辺国家 | 【第13回】 | 砕葉鎮城の建設 | 【第14回】 | アク・ベシム遺跡の衰退 | 【第15回】 | まとめ |
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