Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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芸術と社会貢献 II 大貫 真寿美
選択必修  2単位
【人間文化】 17-2-2110-0706-04

1. 授業の概要(ねらい)

 「芸術」というものは「個人の想いや考え感情を表現する」ものだけと捉われがちであるが、「共有する想いを元に制作する」「制作することによって共有する想い」ということも可能である。本講では、「個人が制作したものを社会に役立てるてだて」を考える。そして、ワークショップを計画して実践してゆく。また、イベントを盛上げるために作品を制作するなど「芸術が社会にできること」を探し、個人の表現だけにとどまらず、発信してゆくことを考え実行してゆく。帝京大学幼稚園へ4回伺い、園児とのワークショップを計画・実行する。コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上も目指す。社会生活で必要となる能力(ジェネリックスキル)の獲得をめざす。「芸術と社会貢献Ⅰ」からの学びを生かし、更なる提案や展開を考えてゆく。

2.
授業の到達目標

 芸術を通じての社会貢献を考え、その方法を提案できるようにする。コミュニケーション能力プレゼンテーションの能力の向上。次年度への橋渡しができる活動・提案をする。ジェネリックスキルの獲得。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回のディスカッション・幼稚園でのワークショップでの活動の様子・制作およびレポートを総合的に判断する。

4.
教科書・参考書

 『保育をひらく造形表現』槙英子 萌文書林

5.
準備学修の内容

 世の中がどのような状況にあるかを常に把握する努力。自分で自ら考えることを習慣とする。

6.
その他履修上の注意事項

 常に物を考えること。社会の問題点に関心を持つこと。自分ができることを考えること。
 ※帝京大学幼稚園とのワークショップの際には、服装・立ち振る舞いにも気をつけること。
 ※教職希望者は特に履修すること

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ・オリエンテーション
 ・幼稚園への挨拶と希望調査
【第2回】
 ・前期からの学び・気づきを元に活動内容を精査する。
【第3回】
 ・提案の中から活動内容を決める
【第4回】
 ・ワークショップで行う制作試作と計画の再考
【第5回】
 ・ワークショップ実技・ワークショップ①
【第6回】
 ・ワークショップの学びと反省
【第7回】
 ・幼稚園からの希望を訊き内容を検討する
【第8回】
 ・用具・材料の確認
 ・試作し制作への理解を深める
【第9回】
 ・ワークショップ計画②
【第10回】
 ・ワークショップ②
【第11回】
 ・ワークショップの学びと反省
【第12回】
 ・ワークショップ計画
【第13回】
 ・ワークショップ③
【第14回】
 ・ワークショップ④
【第15回】
 ・まとめと提案発表