1. |
授業の概要(ねらい) |
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書道で使用する文房四宝(筆墨硯紙)をはじめとする各種用具用材について、専門的な知識を学び、正確な使用方法を習得する。また、多くの用具用材の中から、使用目的に叶うものを的確に選択することができる能力を身に付ける。前期は、書道用具の歴史いついて、さまざまな出土資料を中心に、中国大陸や朝鮮半島における書道用具の変遷について明らかにし、日本への影響関係について明らかにしたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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・各種の用具用材の使用目的を理解する。 ・用具用材の原材料や制作過程を理解する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・レポートの提出(4割)と、授業時間内の小テストおよび、授業への積極的な参加状況等を合計した平常点(6割)で評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考書:『決定版 日本書道史』(芸術新聞社)
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5. |
準備学修の内容 |
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・普段から書道用具・用材について関心を持つこと。 ・参考文献や授業時間内に配布するプリントを活用して、予習と復習を行う。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・第1回目の授業の冒頭で、本科目の到達目標やレポート課題、成績判定方法について説明を実施する。履修希望者は例外なく必ず出席し、履修希望票(第1回目の授業時間内に配布)を提出すること。 ・毎時間取り上げる用具・用材の歴史や構造を理解して、実際に使用する場面で活用するように努めてもらいたい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など | 【第2回】 | 筆の製法と歴史(出土資料) | 【第3回】 | 筆の製法と歴史(伝世資料) | 【第4回】 | 墨の製法と歴史(出土資料) | 【第5回】 | 墨の製法と歴史(伝世資料) | 【第6回】 | 硯の製法と歴史(出土資料) | 【第7回】 | 硯の製法と歴史(伝世資料) | 【第8回】 | 紙の製法と歴史(出土資料) | 【第9回】 | 紙の製法と歴史(伝世資料) | 【第10回】 | 紙の製法と歴史(原材料と製法) | 【第11回】 | 文房四宝以外の用具 | 【第12回】 | 現代の書道用具 | 【第13回】 | 用具用材の実習(古代の硯) | 【第14回】 | 用具用材の実習(木簡の書) | 【第15回】 | 書道用具の歴史と今後の課題 |
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