1. |
授業の概要(ねらい) |
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日本の伝統文化のとして今日まで継承されているさまざまな事例を取り上げ、個々の伝統文化の背景にある歴史や文化について解説する。秋期は、民間の民俗文化を取り上げて考察する。年中行事に代表される個々の儀礼について考察し、それぞれの背景にある文化や伝統について考えて行きたい。年中行事には、地域・時代・階層によって多様な文化が形成されている。このような複雑な関係性を理解し、個々の儀礼について意義や歴史を学ぶことを目的とする。
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2. |
授業の到達目標 |
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・授業で取り上げた日本の伝統文化について説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・レポートの提出(4割)と、授業時間内の小テストおよび、授業への積極的な参加状況等を合計した平常点(6割)で評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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参 考 書:「皇室の20世紀」編集部編『図説天皇家のしきたり案内』(小学館) 参考文献:榊原悟『すぐわかる絵巻の見かた(改訂版)』(東京美術)
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5. |
準備学修の内容 |
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・美術館、博物館などの常設展や特別展を利用して、鑑賞の機会を多く持つように心掛ける。また、参考文献や授業時間内に配布するプリントを活用して、予習と復習を行う。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・第1回目の授業の冒頭で、本科目の到達目標やレポート課題、成績判定方法について説明を実施する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など | 【第2回】 | 日本の年中行事に見られる旧暦と新暦の諸問題 | 【第3回】 | 関東地方の年中行事(春の行事) | 【第4回】 | 関東地方の年中行事(夏の行事) | 【第5回】 | 関東地方の年中行事(秋の行事) | 【第6回】 | 関東地方の年中行事(冬の行事) | 【第7回】 | 関西地方の年中行事(春の行事) | 【第8回】 | 関西地方の年中行事(夏の行事) | 【第9回】 | 関西地方の年中行事(秋の行事) | 【第10回】 | 関西地方の年中行事(冬の行事) | 【第11回】 | 日本古代の年中行事(正倉院宝物の遺例と出土資料) | 【第12回】 | 平安時代の年中行事(公事と儀式書の成立) | 【第13回】 | 平安時代の年中行事(節会について) | 【第14回】 | 平安時代の年中行事(古記録・文学作品に見られる行事) | 【第15回】 | 年中行事の断絶と継承について |
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