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授業の概要(ねらい) |
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証券市場は市場経済において大変重要な役割を果たしている。 企業や政府等に対し資金調達の場を提供すると同時に、個人や年金基金その他の機関投資家に対し資金運用の場を提供している。 又、証券市場は経済や金利・為替動向、あるいは個別企業の業績等の影響を受けて日々変動する。そして証券市場で決まった株価や金利水準は、企業経営や政府の経済政策に重要なバロメーターとして反映される。 学生諸君には、こういった証券市場と実体経済のダイナミックな関係を理解すると共に、いろいろな経済事象が個々人の生活にどのような影響をもたらすのかを学ぶ契機にしてもらいたい。 <証券市場論I>では、金融および証券業務の基礎を学ぶ事に重点を置き、 <証券市場論II>では、より具体的に金融・証券業務の実務を学ぶ事に重点を置く。
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2. |
授業の到達目標 |
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市場経済の中枢である金融・証券市場の実態や銀行、証券会社等の役割・機能を学ぶことにより学生諸君の金融・証券業務のみならず経済全般に対する理解を深める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業出席30%、中間テスト30%、期末テスト40%
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教科書・参考書 |
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テキスト:なし(毎回、講義ノートを配布します。) 参考文献:日本経済新聞、日経ヴェリタス、その他経済雑誌等
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5. |
準備学修の内容 |
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授業の進行に合わせて、読むべき図書、記事等について随時指示します。
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その他履修上の注意事項 |
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<証券市場論I>を先に履修することを望みます。 授業では、現実に起こっている経済事象を実例として取り上げるので、日本経済新聞の購読を奨めます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 証券投資の実務 財務諸表のしくみと読み方 | 【第2回】 | 企業分析の手法/経済指標の見方 | 【第3回】 | 投資スタンス・投資哲学について | 【第4回】 | 銘柄選定(1) | 【第5回】 | 銘柄選定(2) | 【第6回】 | 資金調達 企業財務の基礎、資金調達の戦略 | 【第7回】 | 株式発行/社債発行 | 【第8回】 | 株式公開(IPO)について | 【第9回】 | 起業 | 【第10回】 | M&A業務 企業戦略とM&A/様々なM&Aの手法 | 【第11回】 | 敵対的買収とその対抗策(ケーススタディ) | 【第12回】 | M&Aの実務/過去の失敗に学べ | 【第13回】 | 企業の不祥事/コーポレート・ガバナンス(企業統治)について | 【第14回】 | 2018年の世界と日本の経済予測 | 【第15回】 | 世界の金融危機について(日本、アメリカ、ヨーロッパ) |
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