Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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環境と生態 II 大石 不二夫
【Ⅶ】  2単位
【Ⅶ 地球環境と生命科学を学ぶ】 17-2-2120-2702-03

1. 授業の概要(ねらい)

 環境の変化は他人事ではない。ヒトや動植物に影響し、その健康をも左右する。授業では、環境がわれわれの健康に与える影響を調べながら、HIVなど感染症やアレルギー性疾患の実態、生活や生体リズムの乱れ、また生活習慣病などについて学ぶことにより、自身と周囲の人々の健康生活の確保に努める。さらにトランプ米大統領のパリ協定破棄により後退しそうな地球温暖化の防止に一人一人が寄与する方法を探る。

2.
授業の到達目標

 環境が健康に与える影響がわかる。具体的には、環境の悪化と食生活を含む生活の悪習慣の健康に与える影響がわかり、対応法とともに家族や友人や周囲の人たちに説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート点(40点)期末テスト(60点)。欠席と遅刻は減点する。質問に正解の場合に加点するほか、自主レポートに特別加点する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:佐々木胤ほか編著『変化する環境と健康』(三共出版)。なお本テキストは「環境と生態Ⅰ」と共通。

5.
準備学修の内容

 日頃から体内環境・衣食住を含む「環境」に関心をもつ。

6.
その他履修上の注意事項

 書籍やメディアでトピックスを集める。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 環境と健康
【第2回】
 HIV感染とエイズとその予防法、性病の予防法
【第3回】
 公害病とその対策
【第4回】
 アレルギー性疾患
【第5回】
 アトピー症とその対策
【第6回】
 からだのリズムと体内時計
【第7回】
 生体リズムと定時起床のすすめ
【第8回】
 すでに始まっている生活習慣病とその防ぎ方
【第9回】
 免疫について
【第10回】
 予防原則からの健康
【第11回】
 遺伝子診断と再生医療
【第12回】
 環境からみたエネルギー問題Ⅰ「火力発電」
【第13回】
 環境からみたエネルギー問題Ⅱ「原子力発電」
【第14回】
 環境からみたエネルギー問題Ⅲ「自然エネルギー発電」
【第15回】
 全員討論「生活習慣病をいかに防ぐか?」