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授業の概要(ねらい) |
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アパレル商品は、くり返し着用していると汚れたり、形が崩れたりしてきます。美しさや着心地の良さ、衣服の持つ機能を保つためには、洗濯や適切な管理が必要です。 この授業では、汚れの落ち方、洗剤がもつ役割、洗濯と同時に行う漂白やしみ抜き、乾燥仕上げについて解説し、着なくなった衣服を含め、衣服が及ぼす環境への影響について考えていきます。また、アパレル商品の価値や性能を向上させる染色・加工についても触れます。
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2. |
授業の到達目標 |
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・衣服の汚れ、洗剤について理解する。 ・衣服の洗濯・管理の重要性を理解し、環境との関わりについての認識を深める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(作品・レポートを含む)(50%)、定期試験(50%)の割合で評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは必要に応じ、プリントを配布します。 参考文献は授業の中で随時、紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業で配布するテキストをよく読み、復習するようにしてください。
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その他履修上の注意事項 |
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配布資料が多いので、失くさないように整理して保管してください。 図像資料を紹介しながら授業を行うため、パワーポイントを使用します。 後半にソーイングセット(針、糸、はさみ)を使用します。(授業内で説明します。)
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 衣服の汚れ(汚れの種類、付き方) | 【第3回】 | 洗濯用水と洗剤の種類(洗剤の種類、洗剤に配合される界面活性剤、添加剤の種類) | 【第4回】 | 洗濯機について(世界の洗濯機、日本の洗濯機) | 【第5回】 | 汚れの落ち方(汚れが落ちるメカニズム) | 【第6回】 | 洗浄力の調べ方(洗濯方法と洗浄力の関係) 洗濯の方法(すすぎ、脱水、乾燥) | 【第7回】 | 漂白と増白(漂白剤の特徴、使用方法) | 【第8回】 | しみ抜き(しみの判別、除去方法、手順) | 【第9回】 | 仕上げ(糊つけとアイロン仕上げ) | 【第10回】 | ドライクリーニング(ドライクリーニングの特徴、溶剤、方法) | 【第11回】 | 衣服の保管(損傷、虫害、カビの害、保管) | 【第12回】 | 衣服の廃棄とリサイクル(1)衣服の修繕の基礎 | 【第13回】 | 衣服の廃棄とリサイクル(2)簡単にできるリサイクル | 【第14回】 | 染色・加工(染料の種類、染色方法、染色堅牢度について) | 【第15回】 | まとめ |
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