Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育学 I 杉坂 郁子
【Ⅱ】  2単位
【Ⅱ 人の心と思想を学ぶ】 17-2-2120-4161-02

1. 授業の概要(ねらい)

 正解のない問いに対して考え、意見を述べ合う中で原体験からの教育観を客観化・相対化し、教育に対するものの見方を広げ深めていく。

2.
授業の到達目標

 ・教育に関して、客観的思考、批判的思考、創造的思考が出来るようにする。
 ・グループワークや発表を通して、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を身に付ける。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の授業ごとに提出する振り返りシートの内容及び
 授業への取組状況(発言回数 グループ学習への貢献度 遅刻欠席の減点)70%
 レポート 30%

4.
教科書・参考書

 授業の際、資料を適宜配布する。

5.
準備学修の内容

 ・毎回、授業の際後に次回のテーマを提示するので、その内容について調べてくる。
 ・教育に関する時事問題、ニュースなどに関心を持ち、情報収集をする。
 ・これらに関して、周りの者(友人、家族等)と意見を交換する機会を持ち、人の考え方を理解しながら、自分の考えも的確に伝えられる訓練をしておく。

6.
その他履修上の注意事項

 ・黙って座っているだけで、人と関わりたくない学生には適さない。座席指定、グループ指定で積極的に他の学生とコミュニケーションを取りながら、一緒に授業を作り上げていく講座。コミュニケーションが苦手でも克服する気持があれば受講も可能。
 ・毎回、遅刻なく出席が基本。遅刻・欠席しがちな学生には向かない。
 ・第1回目の授業で座席決め・グループ決めをするので必ず出席すること。(出席できない事情がある場合は必ず事前に相談に来ること)
 ・原則として教員を目指す人が受講すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の進め方 座席・グループ決め
 教育の原体験の振り返り「私が今まで受けてきた教育」
【第2回】
 「教育する」と「教える」の違いは何か
【第3回】
 学校とはどのような場所か(顕在的カリキュラムと隠れたカリキュラム)
【第4回】
 学校とはどのような場所か(未来の学校はどのような場所であるべきか)
【第5回】
 教育の不易と流行
【第6回】
 おとなと子どもの境界線
【第7回】
 大人の自由と子どもの自由
【第8回】
 何のために勉強するのか
【第9回】
 良い教師とは
【第10回】
 いじめのメカニズム(ヴァルネラビリティといじめ衝動)
【第11回】
 いじめのメカニズム(いじめ発生の3要素といじめの四層構造)
【第12回】
 「命の大切さ」をどう教えるか
【第13回】
 良い授業とはどんな授業か
【第14回】
 「生きる力」とは(ポスター作成)
【第15回】
 「生きる力」とは(発表と質疑)