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授業の概要(ねらい) |
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この授業では、「学校教育」とは何かというテーマを中心に、教育学にアプローチしていく。特に、学校教育の中心とも言える「授業」の成立の歴史と実際について検討することで、「学校」、「教育」、「教師」、「子ども」、「学び」など、学校教育をめぐるテーマについて考察を深める。歴史的な視点や国際比較の視点を持ちながら、日本の教育学と海外の教育学について考えるために、日本だけではなく海外の教育学の歴史と現在の学校教育の実際を理解することができる史料や実践事例を取り上げる。
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2. |
授業の到達目標 |
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①日本と海外の「学校教育」を中心とした教育学の歴史の大まかな流れをつかむことができる。 ②自分の学校教育の経験を振り返り、社会的、時代的な背景とともに学校教育の焦点がどのように変遷してきたのか考えることができる。 ③授業で話し合われた主題について、自らの考えを持ち、自分の言葉で表現できる。 ④授業内のグループディスカションで、仲間に自分の考えを伝え、仲間の考え方に耳を傾ける。 ⑤講義に関連する読書をし、レポートにまとめたり、プレゼンテーションすることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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3分の2(10回)以上の出席をもって評価の対象とする。 毎回のリアクション・ペーパー(30%)、レポート・プレゼンテーション(30%)、学期末試験(30%)、授業参加態度(特にグループディスカッションへの参加態度)(10%)
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4. |
教科書・参考書 |
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特に指定せず、授業内にプリントを配布する。 参考図書 佐藤学、秋田喜代美他編、『学びの専門家としての教師(岩波講座 教育 変革への展望 第4巻)』 (岩波書店、2016年) 秋田喜代美他編『新しい時代の教職入門』(有斐閣、2006年) 佐藤学『教育方法学』(岩波書店、1996年)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業中に指定した資料を予め読んで授業に臨むこと。
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その他履修上の注意事項 |
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出席を重視する。また、グループでのディスカッションの時は積極的に参加することが望ましい。 本授業では2回の読書レポート、プレゼンテーションなどの課題が出される。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 教育学の歴史(日本)① | 【第3回】 | 教育学の歴史(ヨーロッパ)② | 【第4回】 | 日本の授業の成立と現在① | 【第5回】 | 日本の授業の成立と現在② | 【第6回】 | 学校教育と授業のパラダイム転換 | 【第7回】 | 授業と学習(日本) | 【第8回】 | 授業と学習(海外) | 【第9回】 | カリキュラムとは何か① | 【第10回】 | カリキュラムとは何か② | 【第11回】 | 教師と教職の専門性① | 【第12回】 | 教師と教職の専門性② | 【第13回】 | 発表とグループ・ワーク① | 【第14回】 | 発表とグループ・ワーク② | 【第15回】 | 学習の振り返り |
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