Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本文化研究(近代思想) I スピルマン クリストファー
選択  2単位
【日本文化】 17-1-1310-4675-05

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は、近代日本(19世紀・20世紀)の様々な思想について学ぶ。思想の研究は、その思想を生み出した人物や歴史的背景を理解しなければ、抽象的で無味乾燥になる恐れがある。そうならないために、出来るだけ具体的な歴史背景や人物に言及しながら、授業を進めていきたい。時代的には幕末から第一次世界大戦まで取り上げる。

2.
授業の到達目標

 近代日本の背景にある思想を学ぶことによって、現代日本に関する理解を深め、思考能力と分析力を高める。

3.
成績評価の方法および基準

 ・定期試験(70%)
 ・出席(30%)

4.
教科書・参考書

 ・教科書:特に指定しない。
 ・参考書:授業時に適宜紹介する。

5.
準備学修の内容

 授業ノートを読み返し、復習する。また授業で紹介する参考文献を読み、知識を広げる。

6.
その他履修上の注意事項

 積極的な質問を期待する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の説明
【第2回】
 明治維新を生み出した思想I 儒教、水戸学、国学
【第3回】
 明治維新を生み出した思想Ⅱ 蘭学
【第4回】
 「尊王攘夷」、「王政復古」、「富国強兵」の思想
【第5回】
 欧米の思想と明治期の改革
【第6回】
 自由民権の思想とその実態
【第7回】
 社会進化論の影響
【第8回】
 保守派の思想、国粋保存の思想
【第9回】
 憲法を生み出した思想
【第10回】
 興亜の思想Ⅰ (日本とアジア)
【第11回】
 興亜の思想Ⅱ (日本とアジア)
【第12回】
 日清・日露戦争とその思想的影響、政党政治と議会中心主義
【第13回】
 社会主義・アナーキズムの台頭(大逆事件など)
【第14回】
 明治天皇の崩御、天皇機関説論争 (憲法の解釈をめぐる論争)
【第15回】
 総まとめ