1. |
授業の概要(ねらい) |
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社会には、自身とは異なる属性をもった他者が存在する。そして、この社会を営んでいく上では、そうした他者と関わらざるをえない。本講義では、そうした自身とは異なる他者を理解し、共に生きるための技法や思考を学ぶ。とくに今学期は、様々なマイノリティについて議論し、その生のあり方や生きづらさを表象文化を通じて考えていく。
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2. |
授業の到達目標 |
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この社会に様々なマイノリティが存在し、それぞれに異なった様態として社会が現前していることを理解すること。 その上で、マイノリティをめぐる論点について、規範的立場を含めて自身の思考を説明できること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業中に複数回提示されるレポート(80%)と積極的な授業参加(20%)による。レポートは講義中に扱った内容を適切に理解し、これに依拠して自身の思考を展開することができているかを評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献として、好井裕明編、2016、『差別と排除の社会学 新版』有斐閣.
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5. |
準備学修の内容 |
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講義内容の予復習に努めることを期待する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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講義内容への質問・批判等を通じた積極的な授業参加を期待する。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:授業計画および概略を示し、評価基準について詳説する。 | 【第2回】 | 障害(1):障害学の基本的視座 | 【第3回】 | 障害(2):障害者差別をめぐる映像鑑賞 | 【第4回】 | 障害(3):レポートの評価・添削 | 【第5回】 | 性(1):ジェンダー/セクシュアリティの基本的視座 | 【第6回】 | 性(2):性差別をめぐる映像鑑賞1 | 【第7回】 | 性(3):性差別をめぐる映像鑑賞2 | 【第8回】 | 性(4):レポートの評価・添削 | 【第9回】 | 民族(1):エスニシティ/ナショナリズムの基本的視座 | 【第10回】 | 民族(2):民族差別をめぐる映像鑑賞 | 【第11回】 | 民族(3):レポートの評価・添削 | 【第12回】 | 家族(1):現代における多様な家族について基本的視座 | 【第13回】 | 家族(2):現代の家族をめぐる映像鑑賞 | 【第14回】 | 家族(3):レポートの評価・添削 | 【第15回】 | まとめ:交差する不利益/自身がもつマジョリティ性への再帰的理解 |
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