Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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心理学演習A 廣中 直行
必修  2単位
【心理】 17-1-1360-4683-01

1. 授業の概要(ねらい)

 この演習では、ゆくゆく皆さんが独自の研究を実施し、その成果を発表されることを想定して、文献を検索する力、文献を批判的に読み解く力を養うことを目的とします。対象とする分野は各自の興味に従って自由に選んでよろしいが、紹介する文献は実験報告に限定します。毎回2名ぐらいの報告者にそれぞれ1篇ずつ紹介してもらいます。参加人数にもよりますが、一人あたり1学期に2回順番がまわってくるのを目安にしています。

2.
授業の到達目標

 データベースを使って文献を検索できること。文献を要領よく読み、内容をまとめることができること。その文献を参考にして自分のオリジナルな研究をするとしたら、どのような方法があるかを考えられること。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の報告状況(50%)、最終回の前の回までに、自分の報告以外の報告で興味のあったことなどをとりまとめたレポート(50%)

4.
教科書・参考書

 教科書は使いません。
 ・参考書:廣中直行『心理学へのスタディガイド』世界思想社

5.
準備学修の内容

 この演習は授業時間外が忙しいです。1つの文献を報告するまでには3篇から5篇ぐらいには目を通して、良いものを選ばなければなりません。レジュメは簡略なもので良いが、要点が伝わるようにまとめ、全員分のプリントを作らなければなりません。

6.
その他履修上の注意事項

 常日頃から新着の学術雑誌に目を通しておくことが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
 (講義形式)研究はどのように発表されるか、「文献」と呼ばれるものにはどんな種類があるか、「学術雑誌」とはどういうものか、なぜ論文は英語で書かなければならないかといったことを解説します。
【第2回】
 文献の探し方
 (講義形式)データベースの使い方、検索のコツ、「芋づる」式に文献を釣り上げて行くやり方などを解説します。受講者数を見て発表のローテーションを決めます。
【第3回】
 文献の読み方
 (講義形式)論文というものはどこに目をつけて、どういうふうに読めば良いかを解説します。レジュメの作り方も手ほどきします。
【第4回】
 (輪読・ディスカッション)文献に基づいて、自分がその著者に「なりきって」、実際に実験を行うつもりで内容を紹介してもらいます。報告者以外の参加者は自由に積極的に発言してください。
【第5回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第6回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第7回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第8回】
 (中間点検)通常の輪読・ディスカッションに加えて、このあたりで「中締め」をやり、方向転換が必要だったら転換します。
【第9回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは中間点検を受けて必要に応じて改変。内容は諸君の紹介次第。
【第10回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第11回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第12回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第13回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第14回】
 (輪読・ディスカッション)スタイルは前回と同じ。内容は諸君の紹介次第。
【第15回】
 まとめ
 (全体討論)諸君から寄せられた感想を紹介し、討論します。