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授業の概要(ねらい) |
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フランス留学のために必要な予備知識を学修する準備講座です。フランスの政治・経済、文化、社会を背景として生活全般をできる限り具体的に説明しますので、実際の事情を予め把握し、ある程度理解した上で準備に役立てることができます。また、単なる知見の羅列ではなく、小レポートや小テストを行うことで、知識を消化・吸収し、思考力を養いながら、生きた情報として修得することに主眼を置きます。
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2. |
授業の到達目標 |
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留学に向けてしっかりした心構えを確立し、フランス生活が有意義な経験となるよう、各人が目的意識を明確にすることを目指します。たとえ現地で困難に直面しても、自分の頭で考え、自分の意思で決断し、難局を切り抜けていけるような知性を養うことが目標です。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(授業への参加、小レポート、小テストなど)40%と、期末テスト60%を目安として、総合的に評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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指定の文献はありません。各テーマについて参考となる資料を適宜紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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日頃から関心を寄せてフランスの動向や傾向を追っていれば、留学への意欲や目的意識の向上につながります。また、小レポートや小テストも行いますので、復習を常に心がけて下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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留学への期待度や授業内容の理解度を尊重しながら進める必要がありますので、質問や意見などの積極的な参加が求められます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(授業の概要と評価方法など)、小アンケート(動機や関心度等) | 【第2回】 | 日常生活①:フランス人とのつき合い方、マナー(手紙、招待、パリ症候群) | 【第3回】 | 日常生活②:街を歩く(地図、メトロ、タクシー、カフェ、レストラン) | 【第4回】 | 日常生活③:各種手続きの仕方(大学、大使館、銀行、郵便局、警察署) | 【第5回】 | 日常生活④:買い物をする(スーパー、商店、市場) | 【第6回】 | 日常生活⑤:美容院、病院に行く | 【第7回】 | 日常生活⑥:余暇の過ごし方、旅行の計画 | 【第8回】 | フランス的思考様式①:個人主義、合理的思考 | 【第9回】 | フランス的思考様式②:移民社会と差別問題 | 【第10回】 | フランス的思考様式③:普遍的価値と博愛主義 | 【第11回】 | フランス文化①:食生活(農業国、有機栽培、美食) | 【第12回】 | フランス文化②:服飾文化(モード、職人伝統) | 【第13回】 | フランス文化③:文化施設(図書館、美術館、博物館、劇場、映画館) | 【第14回】 | フランス文化④:レジャー、スポーツ | 【第15回】 | 総括とテスト |
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