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授業の概要(ねらい) |
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現在の日本経済の抱える問題の一つに、電機工業や自動車産業などの従来稼ぎ頭と言われてきた製造業の苦戦が挙げられます。長期にわたる円高により、国内の製造拠点が失われる空洞化はその顕著な例でしょう。安倍晋三首相の登場とともにアベノミクスが唱えられ、円高局面の是正が行われましたが、失われた製造拠点が国内に戻ってきたとは言えない状況が続いています。同時に、従来の製造業信仰がもはや有効ではない局面も理解する必要があります。 そこでこれから社会に出て行く有為の青年として、我が国の主要産業の対外直接投資(FDI)の動向を分析してもらいます。受講生はそれぞれの興味に基づいて、各業界のFDIの戦略や世界進出の動向を研究します。そうすることで、多国籍化する我が国の主要産業の動きに対する理解を深めて、就職活動の際の企業選択にも役に立てるようにします。 また今後の就職活動を意識して外部のマナー講師をよんだり、ゼミOBから就活の極意を教えてもらったりするセッションも設けて、本学卒業後の進路指導にも力を入れます。
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2. |
授業の到達目標 |
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グローバル化が進む現在の世界情勢および日本経済を、FDIを切り口として理解できること。またFDIの仕組み、その法的側面、歴史を学びます。自動車など特定産業のFDIの特徴について、皆さんの興味に従って追求してみましょう。 ゼミナールの場は、自分で決めた課題を自分なりに探求・考察し、これを工夫して発表して理解を深める作業を行う場です。こうしたプロセスを通じて、自分なりの学びの姿勢を養ってください。社会に出てからも、それはきっと役に立つはずです。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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通常の出席点は60点。担当チームの報告と受け答えが30点。授業の参加態度(質問や意見表明)10点。ゼミは学生自ら授業を作っていく心構えが必要です。授業への積極的な参加に高い評価を与えます。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書は指定しない。
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5. |
準備学修の内容 |
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個々のチームの研究と報告準備に、全力で取り組んで下さい。お互い仲間とよく連携しながら、しっかりと準備を行うこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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演習は、受け身型の通常講義と異なり、参加する学生の自主的な貢献が不可欠です。自分で決めた課題を自分なりに探求・考察し、これを工夫して発表してゼミ生みんなの理解を深める作業を行う場です。こうしたプロセスを通じて、自分なりの学びの姿勢を養ってください。 事前に入念な準備をして、授業時間中も進んで貢献する心構えで参加してください。それは何も難しいことではありません。他の人の報告を真剣に聞き、それに対して自分だったらどう考えるか、なぜ異なる考え方をするのかと常に自問して、それを率直に表明してくれればいいのです。ゼミ仲間と共に学ぶという貴重な経験を通じて、大学生活を豊かなものにしましょう。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業案内・オリエンテーション:前期の振り返り | 【第2回】 | 企業・業界研究の方法(1):様々な情報を得る手段をマスターします;自分の興味に合わせて、4つにグループ分けをします | 【第3回】 | 企業・業界研究の方法(2):様々な情報を分析する手法をマスターします | 【第4回】 | 企業・業界研究報告(その1)Aチーム、Bチームの報告 | 【第5回】 | 企業・業界研究報告(その1)応用編:前週の報告に対する指摘を受けて、更に深掘りして研究報告を行います | 【第6回】 | 企業・業界研究報告(その2)Cチーム、Dチームの報告 | 【第7回】 | 企業・業界研究報告(その2)応用編:前週の報告に対する指摘を受けて、更に深掘りして研究報告を行います;また別の組み合わせで4つにグループ分けをします | 【第8回】 | 企業・業界研究報告(その3)Aチーム、Bチームの報告 | 【第9回】 | 企業・業界研究報告(その3)応用編:前週の報告に対する指摘を受けて、更に深掘りして研究報告を行います | 【第10回】 | 就活に向けて(1)キャリア・サポート情報 | 【第11回】 | 就活に向けて(2)マナー研修① | 【第12回】 | 就活に向けて(3)マナー研修② | 【第13回】 | 就活に向けて(4)ゼミOBとの意見交換会 | 【第14回】 | 企業・業界研究報告(その4)Cチーム、Dチームの報告 | 【第15回】 | 企業・業界研究報告(その4)応用編:前週の報告に対する指摘を受けて、更に深掘りして研究報告を行います |
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