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授業の概要(ねらい) |
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1)このゼミではグローバル人材として活躍するための基礎として、以下の4項目を目標とします。 ①国際経済学の理論的基礎の学習。 ②発展途上国を含む世界経済の現状と課題を知る。 ③将来、海外において、また国内の国際企業で仕事をするために、諸外国の人たちの多様な文化・社会・考え方について理解を深める。 ④語学を含む実践的コミュニケーション能力の養成。 2)毎回授業冒頭の15分間を使って世界経済のニュースについて議論します。 3)前期には、興味のある分析対象国へのヴァーチャル・ツアーをします。あくまでも仮想ですが、自分で企画し、Visaをとり、航空券を予約し、実際にGoogle MapのStreet Viewで街を見学します。観光だけではなく、その国の経済の特徴も調べます。ヴァーチャル・ツアーの結果はプレゼンを行い、レポートを提出してもらいます。前期は、原則として2-3人の共同研究です。 4)後期には、世界あるいは特定の外国や地域の経済的課題を取り上げ研究し、個別に小論文を書いてもらいます。小論文は11月末までにドラフトをワードファイルで提出し、コメントに従って修正し、12月中旬までに最終版を提出します。その後の就職活動において、ゼミでの学習実績を説明するための資料として、最終授業までにゼミ論集としてとりまとめます。小論文作成は大変ですが、おかげで就職活動の面接試験が受かったという先輩も多いので頑張りましょう。 5)英語による講義や討論も、ゼミ生にとって無理のない範囲で試みます。
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授業の到達目標 |
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現代のグローバルな世界で立ちすくむことがないように、世界経済と異文化理解を深め、語学能力・自己表現能力について最低限のスキルを身につける努力をする。このことにより、以下の点を目標とする。 ①外国語で簡単な挨拶と会話ができる。 ②外国と日本の考え方の違いの例を幾つか説明できる。 ③皆の前で自分の意見が堂々と説明できる。 ④世界経済の課題、あるいは外国経済の課題のなかから一つテーマを選んで解説し、自分の意見を述べることができる。 ⑤同時に、そのことについて本格的な報告書が書ける。
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成績評価の方法および基準 |
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ゼミでのプレゼンテーション、小論文などの総合評価。 なお、欠席が、授業日数の1/3を超えた場合や、ゼミでの報告や小論文提出の義務を果たさない場合は、単位は認定できません。
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教科書・参考書 |
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国際経済学に関する参考書:澤田康幸『基礎コース国際経済学』(新世社、2003年)。また、Webからダウンロード可能な経済産業省『通商白書』も参考になります。
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準備学修の内容 |
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語学能力の向上を目指すゼミ生は、ラジオやテレビの語学番組で継続的な学習をし、TOEICの目標点を定めてチャレンジしてください。 また、パソコンでワード、エクセルが使用でき、添付ファイル付きメールが送付でき、パワーポイントが作成できるようにしておいてください。
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その他履修上の注意事項 |
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心を柔らかくして参加し、積極的に色々なことにチャレンジしてみて下さい。世界には多様な価値観があるものです。 ☆小論文ドラフト提出期限(11月末) ☆小論文印刷用原稿提出期限(12月下旬)
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ①後期スケジュールの説明 ②夏休みの出来事 3分間英語報告(全員) | 【第2回】 | ①小論文作成の意味と研究計画作成の説明 ②宿題:研究計画案 | 【第3回】 | ①小論文研究テーマ報告(全員、1人5分) ②研究計画を修正の上、提出 | 【第4回】 | 研究論文の書き方ガイダンス(理論編) | 【第5回】 | 研究論文の書き方(実習編) | 【第6回】 | ①中間報告の内容例 ②中間報告の準備(参考文献、節建て、データ)
| 【第7回】 | 小論文中間報告①(各15分) | 【第8回】 | 小論文中間報告②(各15分) | 【第9回】 | 小論文中間報告③(各15分) | 【第10回】 | 小論文完成までのスケジュール、小論文プレゼンの仕方、小論文の要件。 | 【第11回】 | 出張キャリアガイダンス(日程は暫定) | 【第12回】 | 論文ドラフトへの共通および個別コメント | 【第13回】 | 最終プレゼンテーション①(各15分) | 【第14回】 | 最終プレゼンテーション②(各15分) | 【第15回】 | 最終プレゼンテーション③(各15分) |
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