日本の食文化は国際的に高い評価を受けているのに、海外にはあまり配信されない。また素晴らしい商品であっても、衰退していくものも数多く存在する。ゼミではハチミツという商品をテーマにいろいろな角度から問題を取り上げます。ハチミツは近年ブームとなって、はちみつそのものだけではなく、お菓子や健康食品として、また化粧品などにも使われる。さらにハチミツを採集する蜂を育てることも個人の趣味として広がっている。このミツバチはイチゴやメロンをはじめとする果物や野菜の受粉にも使われ、農業や、自然環境に取ってかけがえのない存在である。でも今、専門の養蜂業者の高齢化や、海外から安いはちみつが入ってきて日本のハチミツ業界は危機的な状態にある。 ゼミでは、商品開発、地域経済、国際貿易、自然環境といった視点を踏まえて、蜂蜜についてテーマに活動します。具体的には立川の昭和記念公園と地域の養蜂家との共同プロジェクトで、はちみつの紹介、生産、商品開発、デザイン、広告など実際におこなっています。 自の視点でいろいろなビジネスの可能性を考える、その力と表現力を養うことを期待します。
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