Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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演習 I 比佐 優子
必修  2単位
【経営】 17-1-1110-3407-09A

1. 授業の概要(ねらい)

 日本の食文化は国際的に高い評価を受けているのに、海外にはあまり配信されない。また素晴らしい商品であっても、衰退していくものも数多く存在する。ゼミではハチミツという商品をテーマにいろいろな角度から問題を取り上げます。ハチミツは近年ブームとなって、はちみつそのものだけではなく、お菓子や健康食品として、また化粧品などにも使われる。さらにハチミツを採集する蜂を育てることも個人の趣味として広がっている。このミツバチはイチゴやメロンをはじめとする果物や野菜の受粉にも使われ、農業や、自然環境に取ってかけがえのない存在である。でも今、専門の養蜂業者の高齢化や、海外から安いはちみつが入ってきて日本のハチミツ業界は危機的な状態にある。
 ゼミでは、商品開発、地域経済、国際貿易、自然環境といった視点を踏まえて、蜂蜜についてテーマに活動します。具体的には立川の昭和記念公園と地域の養蜂家との共同プロジェクトで、はちみつの紹介、生産、商品開発、デザイン、広告など実際におこなっています。
 自の視点でいろいろなビジネスの可能性を考える、その力と表現力を養うことを期待します。

2.
授業の到達目標

 一年間の「はちみつプロジェクト」を通じて、各々が選んだテーマについて調べ、活動を行い、成果を具体的に示し、配信する。

3.
成績評価の方法および基準

 ゼミ・発表への貢献度、課題の作成を重要視します。

4.
教科書・参考書

 ゼミ初回に発表します。初回は必ず出席すること。

5.
準備学修の内容

 毎回課題について準備が必要です。

6.
その他履修上の注意事項

 自分の発表だけでなく、他人の発表を聞き、前向きな意見を伝える。他人とコミュニケーションを取ることを積極的に行って下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 発表はグループでおこないます。並行して統計の使い方、分析方法について学びます。その後、グループごとにテーマを決め、発表を行い、討議します。実際に公園や企業を訪れ、製品化に向けて毎回グループで討議し、報告を行います。自分の考えを理論的に述べ説得する、発表するだけでなく他人の話を聞いて前向きな意見を発言する、両方の能力の向上が必要です。ゼミ活動を通じてコミュニケーションの能力を向上させることができると考えています。
 授業ガイダンス
【第2回】
 国立昭和記念公園イベント準備
【第3回】
 商品化計画1
【第4回】
 商品化計画2
【第5回】
 商品化計画3
【第6回】
 蜂蜜・養蜂業のサーベイ
【第7回】
 アンケートの取り方
【第8回】
 アンケート調査票作成
【第9回】
 アンケート調査票作成
【第10回】
 アンケート集計・分析
【第11回】
 アンケート集計・分析
【第12回】
 プレゼン資料作成
【第13回】
 プレゼン資料作成
【第14回】
 企業訪問
【第15回】
 企業訪問