Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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ミクロ経済学 I 橋本 悟
教職  2単位
【教職】 17-1-1110-3493-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 経済活動は社会の問題を解決する有力な手段の1つである。例えば、昨今の環境問題は企業の技術革新によって解決を試みているケースが多い。また、企業の競争が、技術革新を促し、それが社会的に有益な財を生み、社会全体の発展に繋がっていることも多い。つまり社会を変える原動力の1つに企業活動がある。これを理念として授業を行う。したがって、ビジネスエコノミクスに重点を置き、なるべく具体的な企業活動の例を挙げながら授業を進める予定である。
 ミクロ経済学Ⅰでは、消費者理論、生産者理論を主に行う。なるべく具体例を多く使用することでわかりやすく説明する予定である。なお、以下のアドレスで授業のレジュメを提供するので、参考にしてほしい。
 http://www.geocities.jp/hashimokei/

2.
授業の到達目標

 到達目標は以下のとおりである。
 1.ミクロ経済学の基本的知識を身につける。
 2.世の中の企業の意動きをミクロ経済学の視点から議論することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の課題や宿題など20%、期末試験80%
 試験のウエイトが高いので、しっかりと勉強する必要がある。

4.
教科書・参考書

 柳川隆・町野和夫・吉野一郎(2015)『ミクロ経済学・入門』有斐閣アルマ
 伊藤元重(2003)『ミクロ経済学(第2版)』日本評論社
 ジョセフ・G・ネリス、デビッド・パーカー、岩本明憲、小野晃典訳(2009)『ビジネスエコノミクス原理第2版』ピアソンエデュケーション
 デビッド・デサンコ、奥村昭博ほか訳(2002)『戦略の経済学』ダイヤモンド社

5.
準備学修の内容

 予習として、新聞や経済誌(日経ビジネスなど)を読み、企業の活動や日本経済の動きに詳しくなっておくこと。復習は授業の際に配ったレジュメを読み返して専門用語を覚えること。またレジュメには簡単な練習問題を載せるので、それを解くこと。

6.
その他履修上の注意事項

 特にないが、新聞や経済誌などで企業の活動や日本経済の動きについて、ある程度の情報を持っておくこと。また、簡単な微分を使うので、その知識もあったほうがよい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 消費者理論(効用関数)
【第2回】
 消費者理論(予算制約・効用最大化)
【第3回】
 消費者理論(財の性質)
【第4回】
 消費者理論(財の性質・需要曲線)
【第5回】
 消費者理論(代替効果・所得効果)
【第6回】
 消費者理論(需要の価格弾力性)
【第7回】
 消費者理論(需要の所得弾力性)
【第8回】
 消費者理論(消費者理論の応用)
【第9回】
 生産者理論(利潤最大化)
【第10回】
 生産者理論(費用曲線の性質)
【第11回】
 生産者理論(損益分岐点・操業停止点)
【第12回】
 生産者理論(供給曲線)
【第13回】
 生産者理論(生産関数)
【第14回】
 生産者理論(費用最小化)
【第15回】
 総復習