1. |
授業の概要(ねらい) |
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私たちの生活に最も身近な公共サービスを提供しているのが、地方公共団体であり、この地方公共団体の財政活動が地方財政である。 この演習では、私の地方財政の実務経験を踏まえて、公務員志望者にとっても有意義なものとなるように、我が国の地方財政をテーマにして、演習での発表や討論、ゼミ論集への掲載論文の執筆などを通して、我が国の地方財政が抱える様々な課題について学んでいく。
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2. |
授業の到達目標 |
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提示する課題について、単独あるいは共同で調査、学習、発表さらにはゼミ論文を作成することによって、地方財政について理解を深めるとともに、我が国の地方財政についての分析能力を高めること、レポートの作成・発表などのプレゼンテーション能力を涵養することを目標とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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演習に出席することは最低限の義務であり、課題に対する報告書の作成と発表、討論への参加、交流会などのゼミナール活動への参加状況などに基づいて総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:神野 直彦・小西 砂千夫『日本の地方財政』有斐閣 2014年10月(2,000円+税) 参 考 書:地方財務研究会/編集『六訂 地方財政小辞典』ぎょうせい 2011年7月(3,700円+税) その他の参考文献については随時紹介していきたい。
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5. |
準備学修の内容 |
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提示された課題についての報告者は、課題に関する文献の内容紹介、論点の明示、論点について調査した内容の紹介等々についてプレゼンテーションができるように十分に準備して演習に臨むこと。 その他の学生は、予定されている課題について、発表者に対して質問、討論ができるよう準備しておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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秋学期の演習Ⅱとの連続履修することが参加の前提である。また、毎回の出席は、参加学生の最低限の義務であり、私が担当する地方財政論Ⅰ、Ⅱも併せて履修することを強く要望するとともに、公務員を志望する学生、積極的に討論に参加する学生を歓迎する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 文献調査手法について | 【第3回】 | 報告書の作成方法について | 【第4回】 | 地方自治の統治構造に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第5回】 | 財政の機能に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第6回】 | 政府間財政関係に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第7回】 | 地方税に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第8回】 | 地方税に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第9回】 | 地方交付税に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第10回】 | 地方交付税に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第11回】 | 国庫支出金に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第12回】 | 国庫支出金に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第13回】 | 地方債制度に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第14回】 | 地方債制度に係る課題についての担当学生からの報告と質疑、討論を行う。 | 【第15回】 | まとめ |
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