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授業の概要(ねらい) |
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市場における売り手の意思決定を扱う。まず、需要曲線を用いた初歩的な分析を概観する。次に、費用構造に特に着目して、企業の最適生産行動を求め供給曲線を導出する。均衡点を定義し、均衡の安定性について様々な調整過程をみる。最後に、独占企業の行動と価格差別について簡単に学ぶ。
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2. |
授業の到達目標 |
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企業の生産行動の決定と部分均衡分析を通して、ミクロ経済学の方法・考え方を身につけることを目標とする。 ・基数的効用を前提とした消費者行動の理論を理解する ・企業の利潤最大化問題を限界費用を用いて解ける ・限界費用と可変費用・平均可変費用・固定費用・平均費用の関係をグラフを用いて説明できる ・均衡点以外の価格・生産量が生じた際の調整過程を理解する ・独占市場における独占企業の最適生産量と独占価格の決定方法を理解する
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業への参加状況などを考慮して総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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タイトルが『ミクロ経済学』とついていればたいていはOK。
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5. |
準備学修の内容 |
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復習、特に問題演習は重要である。ノートや参考書を読むだけで、例題・問題は解かない、という勉強をする人がいるが、これではわかったことにならない。例題・問題は解き方を読むだけでなく、自分でペンをもってノートに解きなおすべきである。問題を解けば自然にわかってくることは多い。わかっていることとわからないことを明確に区別して、理解できていない解説を紙に何回でも再現せよ。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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継続的に学習しなければならない。どんなに忙しい日でも、10分でも構わないので、毎日勉強する時間をとれ。停滞は後退である。 丁寧にせよ。つまみ食い的な勉強は基礎科目においては百害あって一利なしである。100パーセントわかるところからスタートして、一歩一歩丁寧に勉強するのが、結局のところ、最も楽な方法である。あせりは禁物である。 どんなに丁寧に勉強してもわからないところは、躊躇せずに質問すべきである。質問する相手は教員でも友人でも誰でも構わない。困ったときに人に頼ることもれっきとした能力のひとつである。 定義を大切にすべきである。ミクロ経済学がわからなくなる原因の多くは定義の理解が不十分なことにある。定義とは、ある概念を、過不足なく説明し、約束することである。スポーツをやるのにルールを覚えるがごとく、推理小説を読むのに登場人物の名前を覚えるがごとく、ミクロ経済学を勉強するにあたっては、ミクロ経済学の専門用語の定義を覚えよ。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 完全競争市場と価格受容者 | 【第3回】 | 需要量の決定 | 【第4回】 | 需要曲線の導出 | 【第5回】 | 完全競争下での企業の生産 | 【第6回】 | 生産にかかる費用 | 【第7回】 | 限界費用と平均費用・平均可変費用の関係 | 【第8回】 | 損益分岐点と操業停止点 | 【第9回】 | 市場供給曲線の導出 | 【第10回】 | 均衡点 | 【第11回】 | ワルラス的調整過程 | 【第12回】 | マーシャル的調整過程 | 【第13回】 | クモの巣調整過程 | 【第14回】 | 独占 | 【第15回】 | 価格差別 |
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