Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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演習 I 山口 修
必修  2単位
【観光経営】 17-1-1110-4140-17A

1. 授業の概要(ねらい)

 少子高齢化がますます進行する中、持続可能な社会を実現するためには出産・育児支援政策の充実と年金制度の安定が不可欠です。当ゼミでは、このうち年金や保険に関する実践的な知識を身につけて、就活にも直結する裏付けのあるプレゼン能力を高めることを目指しています。
 特に、銀行、信用金庫、保険会社、資産運用関連会社などの金融機関に関心のある人には、他大学でも数少ない年金制度や年金運用を学べる当ゼミに参加して自らを鍛え、他人とは一味違う魅力的なプレゼンを展開して、人生を切り拓いていく積極的な挑戦を期待します。
 また、機会をみて工場見学などのイベントも実施していく予定です。

2.
授業の到達目標

 春期では、わが国の公的および私的年金制度についての基本的な知識を習得しますが、この中では各金融機関が積極的に推進している確定拠出年金についても取り上げます。
 また、ゼミでの発表を通じて調査能力とプレゼン能力の融合・向上につとめ、社会で通用する「話す能力」、すなわち相手の共感や同意が得られるような魅力的な意思伝達能力の習得を目指します。

3.
成績評価の方法および基準

 出席状況、討議への参加、レポートの作成と発表などを総合的に評価します。
 また、ゼミ内でのリーダーシップの発揮についても重要視し、成績評価に反映させます。

4.
教科書・参考書

 ゼミの初回にアナウンスします。
 なお、事前学習教材として、駒村康平『日本の年金』(岩波新書1501)を推薦しておきます。
 (この本はゼミの中でも使うので、必ずゼミ開始前に入手しておいてください。)

5.
準備学修の内容

 指示されたテキスト、資料、文献などは全員あらかじめ読んでおくことが必要です。
 また、自分の発表にあたっては、事前に十分準備をしてゼミに臨むことを求めます。

6.
その他履修上の注意事項

 ゼミは毎回の出席が前提となっています。
 欠席は余程の事情がある場合に限られることを徹底したいと思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 参加者相互を知るための自己紹介、課題図書に関する関心事項や疑問点を報告
【第2回】
 ゼミの進め方やチーム編成などについて説明、社会保障に関する講義と質疑
【第3回】
 公的年金制度に関する講義と質疑
【第4回】
 私的年金制度に関する講義と質疑
【第5回】
 社会保障をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第6回】
 人口問題をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第7回】
 年金の給付と負担をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第8回】
 年金財政をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第9回】
 財政検証をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第10回】
 マクロ経済スライドをテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第11回】
 公的年金制度の課題をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第12回】
 企業年金(DB型)をテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第13回】
 企業型DCをテーマに、報告・分析等を行ない、参加者全員で討議
【第14回】
 プレゼンテーション(DC年金の制度設計)、IDECOをテーマに参加者全員で討議
【第15回】
 春期のまとめ