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授業の概要(ねらい) |
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少子高齢化がますます進行する中、持続可能な社会を実現するためには出産・育児支援政策の充実と年金制度の安定が不可欠です。当ゼミでは、このうち年金や保険に関する実践的な知識を身につけて、就活にも直結する裏付けのあるプレゼン能力を高めることを目指しています。 特に、銀行、信用金庫、保険会社、資産運用関連会社などの金融機関に関心のある人には、他大学でも数少ない年金制度、保険制度や年金運用を学べる当ゼミに参加して自らを鍛え、他人とは一味違う魅力的なプレゼンを展開して、人生を切り拓いていく積極的な挑戦を期待します。 秋期は、保険と年金運用に焦点を当て、リスク・マネジメントの観点からの全般的な知識の習得と、実践的な応用力の涵養を図っていきます。 また、機会をみて工場見学などのイベントも実施していく予定です。
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2. |
授業の到達目標 |
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秋期には生命保険や資産運用全般について、それらの理論的背景と実践的応用に関する基礎的理解を深めていきます。 また、ゼミでの発表を通じて調査能力とプレゼン能力の融合・向上につとめ、社会で通用する「話す能力」、すなわち相手の共感や同意が得られるような魅力的な意思伝達能力の習得を目指します。
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成績評価の方法および基準 |
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出席状況、討議への参加、レポートの作成と発表などを総合的に評価します。 また、ゼミ内でのリーダーシップの発揮についても重要視し、成績評価に反映させます。
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教科書・参考書 |
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ゼミの初回にアナウンスします。 なお、事前学習教材として、近見正彦・堀田一吉・江澤雅彦『保険学』(有斐閣ブックス)を推薦しておきます。(この本はゼミの中でも使うので、必ずゼミ開始前に入手しておいてください。)
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準備学修の内容 |
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指示されたテキスト、資料、文献などは全員あらかじめ読んでおくことが必要です。 また、自分の発表にあたっては、事前に十分準備をしてゼミに臨むことを求めます。
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その他履修上の注意事項 |
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ゼミは毎回の出席が前提となっています。 欠席は余程の事情がある場合に限られることを徹底したいと思います。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 春期のふりかえり、夏休みの課題報告 | 【第2回】 | ゼミの進め方やチーム編成などについて説明、保険の歴史について(講義) | 【第3回】 | 生命保険に関する全般的な講義を行ない、それを材料に討議 | 【第4回】 | 損害保険に関する全般的な講義を行ない、それを材料に討議 | 【第5回】 | リスクと保険の基礎理論について、報告・分析・討議 | 【第6回】 | 保険の経済分析について、報告・分析・討議 | 【第7回】 | リスク・マネジメントについて、報告・分析・討議 | 【第8回】 | 保険と数理について、報告・分析・討議 | 【第9回】 | 保険契約について、報告・分析・討議 | 【第10回】 | 保険経営について、報告・分析・討議 | 【第11回】 | 保険会社の金融機能について、報告・分析・討議 | 【第12回】 | 資産運用に関する全般的な講義を行ない、それを材料に討議 | 【第13回】 | GPIFの資産運用について、報告・分析・討議 | 【第14回】 | 企業年金の資産運用について、報告・分析・討議 | 【第15回】 | 秋期のまとめ |
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