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授業の概要(ねらい) |
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本演習は、企業経営シミュレーションを通じて企業経営について実践的に学ぶとともに、グループ単位での調査報告を通じて企業の戦略について事例への深い省察から学ぶ場です。 学生の皆さんが社会人となったとき求められるのは、直面する現実から問題を見出し、これを論理的なステップを経て分析した上で、適切な解決策を導出し、さらにこの解決策を第3者に対して彼らが納得できるような形で論じる能力です。本講義では、一年間を通じて、こうした能力の養成を目指します。同時に、サブゼミを通じて、専門知識を獲得する機会も提供します。 【プレ・イベント】 ・春休み中の工場見学(平成29年度は味の素川崎工場)など。 【主ゼミ】 (1)企業経営シミュレーション(MESE):体験的な学習を通じて企業経営についての理解を深めます。 (2)グループ報告:教員が設定したテーマについてのグループ単位での報告とそれについての質疑を繰り返し行います。今年度は「ヒット商品研究」という統一テーマのもとに、SMBCヒット商品番付にランクインしていた製品・サービスを題材として、それらが「なぜヒットしたのか?」について、マーケティング戦略についての基本的な知識を踏まえつつ考察し、他ゼミとの合同ゼミの場で発表する予定です。 【夏合宿】 ・秋学期の調査研究の初回報告。 ・工場見学(平成28年度は日産自動車横浜工場)。 【サブゼミ】 主ゼミとは別に文献の輪読を主体としたサブゼミを実施しています。グループ作業に留まらず、文献の読解を通じた専門知識の獲得を希望する学生はそちらに参加してください。サブゼミでは、毎週交代で輪読箇所のレジュメ(内容の要旨+論点)を作成し、全員に配布をしてもらいます。サブゼミは自主参加であるがゆえに、主ゼミ以上に積極的な参加姿勢が期待されます。使用するテキストについては、「教科書・参考文献」を参照してください。
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授業の到達目標 |
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到達目標(1):企業の経営・会計に関する知識を統合的かつ実践的に活用する力がある。 到達目標(2):企業経営に関するデータを収集・整理・加工する力がある。 到達目標(3):企業の具体的な戦略・組織について、批判的に思考する態度を有している。 到達目標(4):自らの見解を説得的な形で周囲に向けて発信する力がある。 到達目標(5):グループでの活動に貢献することができる。
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成績評価の方法および基準 |
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評価基準(1):企業経営シミュレーションにおける意思決定の質と貢献(30%)(到達目標(1)(2)(4)(5)と関連します。) 評価基準(2):グループとしての発表内容の客観性(20%)(到達目標(2)と関連します。) 評価基準(3):グループとしての発表内容はオリジナリティと論理(10%)(到達目標(3)と関連します。) 評価基準(4):グループとしての発表の準備作業への貢献(20%)(到達目標(5)と関連します。) 評価基準(5):発表に対する準備と発表時の態度(10%)(到達目標(4)と関連します。) 評価基準(6):日頃のゼミ活動に対する貢献(10%)(到達目標(5)と関連します。)
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教科書・参考書 |
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特に指定するテキストはありません。 サブゼミのテキストは、履修者が確定して以降に伝達し、サブゼミ希望者には必ず購入をしていただきます。一例として、昨年度までに採用したテキストからいくつかを紹介します。 ①リチャード・L.・ダフト『組織の経営学:戦略と意思決定を支える』ダイヤモンド社、2002年(3,200円) ②ジェイ・B.・バーニー『企業戦略論(基本編):競争優位の構築と持続 上』ダイヤモンド社、2003年(2,400円) ③ジョアン・マグレッタ『マイケル・ポーターの競争戦略』早川書房、2012年(2,000円) ④入山章栄『世界の経営学者はいま何を考えているのか』英治出版、2012年(1,900円) ⑤沼上幹『組織戦略の考え方』筑摩書房、2003年(700円)
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準備学修の内容 |
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グループ単位での活動は授業時間外に行ってもらいます。授業はその成果を発表する場となります。なお、輪読主体のサブゼミに参加する学生については、事前にテキストの輪読箇所を読み、疑問点・論点を考えておくことが要請されます。また、7月末には他ゼミとの合同発表会を予定しています。
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その他履修上の注意事項 |
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ゼミでの活動や交流イベント(懇親会・合宿など)に積極的に参加される方のみを希望します。欠席は厳禁とします。また、大学のゼミナールの本質は学生と教員の相互作用を通じた知識の創発にあります。学生は受身にならず、授業計画を含め、教員に対して積極的に意見表明してください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ●講義(春学期の課題についてのガイダンス) ●グループディスカッション(グループ課題の決定) | 【第2回】 | ●講義(MESE(経営シミュレーション)のガイダンス) ●グループワーク(MESE予行演習) | 【第3回】 | ●講義(ケース研究の作法) | 【第4回】 | ●グループワーク(MESE第1回) | 【第5回】 | ●グループワーク(MESE第2回) | 【第6回】 | ●グループワーク(MESE第3回) | 【第7回】 | ●グループワーク(MESE第4回) | 【第8回】 | ●講義(MESE(経営シミュレーション)の総括) ●グループディスカッション(成功・失敗の要因分析) | 【第9回】 | ●プレゼンテーション(グループ課題報告第1回前半) ●質疑応答 | 【第10回】 | ●プレゼンテーション(グループ課題報告第1回後半) ●質疑応答 | 【第11回】 | ●グループワーク(グループでの調査など):初回報告へのコメントを踏まえて、図書館などでの情報収集及び報告内容の改訂作業を進めます。 | 【第12回】 | ●プレゼンテーション(グループ課題報告第2回前半) | 【第13回】 | ●プレゼンテーション(グループ課題報告第2回後半) | 【第14回】 | ●講義(クリティカルシンキング) | 【第15回】 | ●プレゼンテーション(最終報告会) ※上記の授業計画は講義の進捗度合いに応じて変更する可能性があります。 |
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