Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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ECCP(実務英語) III 池村 俊郎
選択  2単位
【経済】 17-1-1120-3394-09A

1. 授業の概要(ねらい)

 ECCPの春季選択科目C(実務英語=英語基礎B)として授業を行います。ECCP選抜学生だけを対象としたクラスなので注意してください。2、3年生が対象ですが、松岡先生(実務英語=英語基礎A)のクラスと連動し、アセスメント・テストを行い、進捗度別にクラス分けをします。進捗度に応じて松岡クラスと、より基礎力を目指す学生の池村クラスに編成します。基本的な使用教科書は池村、松岡クラスともに共通。
 情報をとる手段として英語を活用し、コミュニケーション手段としての初歩的な英語の役割に焦点をあてて学習していきます。外国語学習に王道はありません。また週1回の講義だけでは十分な成果を上げるには時間不足を否めませんから、自習、復習に努力し、ラジオ英語講座など自分のレベルにあった視聴教材の活用を奨励します。
 基本学習はどのレベルでも同じです。自分で口を開くことが大切。自分から声を発しない限り、何も始まりません。そのための訓練を重ねる必要がありますから、どんなに下手な英語でもかまいません。短い記事や良い文章を大きな声で、繰り返し音読していくことを心がけてください。これは全クラス全員に与えられた課題です。
 英語基礎Bクラスでは音読、英語ディクテーションの聞き取り、一定レベルの英語文章を日本語に翻訳する、という基本を徹底して学びます。大学の講義ですから街の英語学校のような「楽しい授業」を期待してはいけません。池村クラスでは読解力の不足した学生を対象としますから、日本語に翻訳する作業を退屈と片付けるようでは、基礎力はつかないし、進歩は望めないと理解しておいてください。

2.
授業の到達目標

 目標は、アジアで通用する英語を使えるようになること。これがECCP実務英語の共通目標。それはただスピーキングだけを意味しません。読解力の裏付けがない英語はいずれ壁に当たります。テキストが読め、声に出せることはすべての基本です。英語を少しでも身近なものに感じ、実社会へ出てからも自分なりに英語学習を継続できるきっかけとする。

3.
成績評価の方法および基準

 随時行う単語テスト(10%)講義中の発表と勉学意欲(10%)期末最終テスト(80%)事前に指名して講義中、購読の和訳など行う。それをもって勉学意欲の判断とする。最終テストは講義中に学んだ範囲から80%出題されるので、普段の予習復習を重視すること。

4.
教科書・参考書

 『英会話・ぜったい音読 入門編』(講談社)=音読とディクテーションに使用する。
 『Learning Essential Economics in English』(英語で学ぶやさしい経済学)=購読用読本として使用。
 『Word Power Teikyo English Vocabulary Workbook』(帝京大学英語教育検討委員会 発行)=クラスで随時行う単語テストに使用

5.
準備学修の内容

 教室で選んだ基本教材を必ず予習、復習すること。指定する単語テキストを用いて、単語学習を怠らないこと。週1回のクラスだけで英語が進歩するわけがありません。多くの学生が出席すれば英語学習になると誤解しています。自習が一番大事です。多くの学生諸君のレベルでいえば、意識的に努力すれば必ず進歩と結果が表れます。

6.
その他履修上の注意事項

 繰り返しますが、英語学習に王道はありません。だれもがニューヨークやロンドンで使われる最先端の高度な英語力を身につけられるものでもありません。しかし、将来、共通言語となるアジア地域の英語についていえば、一定レベルのコミュニケーション英語力をだれでも身につけることはできるのです。2、3年生を通じ、ECCP実務英語クラスの目標を「アジアで通用する英語力」と掲げました。テキストの音読、英文を写す、単語を意識して増やす努力-これらは自分の手でやらない限り、だれも手助けしてくれません。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 英語学習の重要性を解説するガイダンスと、教材の使用方法など解説。
【第2回】
 ハンバーガーショップで会話の実践 音読とディクテーション 単語解説
【第3回】
 同上
【第4回】
 シドニーへ向かう機内放送 音読とディクテーション 単語解説
【第5回】
 同上
【第6回】
 ハロウィーンの会話の実践 音読とディクテーション 単語解説
【第7回】
 同上
【第8回】
 日本のアイヌ民族の英語解説 購読 Unit1 What is Economics?
【第9回】
 同上
【第10回】
 イギリスという国 音読とディクテーション 購読 Unit1 What is Economics?
【第11回】
 イギリス継続 購読 Unit2 Money
【第12回】
 ジェスチャーとトーク(身振りと会話) 音読とディクテーション 購読 Unit2 継続
【第13回】
 同上 購読 Unit3 銀行
【第14回】
 購読 Unit3 継続
【第15回】
 まとめと最終テスト