Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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政治経済英語 II 池村 俊郎
選択  2単位
【経営】 17-1-1120-3394-20A

1. 授業の概要(ねらい)

 グローバリゼーションの時代が学生諸君の将来に関係してくることは、日本企業がアジア市場を目指すことが当然となり、アジアで活躍できる人材が求められているということ。そこでは一定レベルの英語力を欠かせないのは当然のこととなる。この講義では、時事英語を通じ、英語力のレベルアップを図るとともに、現代世界の現状を学んでいくことを主眼とします。
 まずは世界の政治経済がどうなっているのか、理解を深めるのが大事。そのために、英語を情報収集のツールとして使えるよう訓練していきます。その第一歩として、国際政治経済の現状を英字新聞の記事や、有力指導者のスピーチ内容や映像を教材にして、英語学習と国際情勢を合わせて学んでいきます。
 まずは、短い記事や、スピーチの一部を使い、英語として理解するよう解説していきます。背景にある政治経済事情を解説してもらい、理解すれば、難しく思えた英文記事が身近になり、読めるようにもなる。時事英語の学習は国際情勢の理解と同時進行で行うことが大切です。そこから学校英語を離れた時事英語へアクセスできる道もみえてくるはずです。学生諸君には高い英語力をもとめませんが、高校低学年レベルの基礎英語力があること、辞書を引くことをいとわない意欲は不可欠です。努力すれば道は開けると信じて受講してもらいたい。
 後期は中国をはじめ、アジアを中心にすえて太平洋地域の政治経済情勢をメインにして扱う予定。

2.
授業の到達目標

 英字新聞の見出しを見て、少なくとも何が論じられているか推察できるレベルには達したい。辞書をひきつつ、英字新聞記事が読めるようになり、書かれている国際事情を推察し、理解できるようになるのを目指します。

3.
成績評価の方法および基準

 受講に際しての意欲的姿勢や質疑応答の積極性など(20%)最終テスト(80%)。なおテストは必ずしも英語力をためすことに限定せず、クラスで学んだ国際情勢の理解度を求める部分も大きいと理解しておいてください。

4.
教科書・参考書

 基本参考書として引き続き、新書版『大統領の演説』を使用します。そこには多くの大統領の重要演説が収められていますが、教室ではゆっくり進めていくので、じっくり本の内容が消化できるようにします。
 このほか、世界情勢についてニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなど有力英字新聞の記事をピックアップして「教材」として使用します。
 またインターネットの映像資料も使用します。

5.
準備学修の内容

 前期に準じますが、事前に配布される英文記事で指定された箇所など目を通して予習してもらいます。また、自分自身でインターネットなどを通じて、国際情勢に関する知識を深め、英語情報も積極的に検索してください。

6.
その他履修上の注意事項

 前期の成果を踏まえ、テレビ新聞報道などの国際報道をより深く理解できるようつとめてください。そのためにも、ニュースの動向に注意をむけておくこと。世界でいま何が起きているかを知らないと、時事英語を学ぼうにも意図を受け止められないことにります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 後期ガイダンスと進め方について。前期を踏まえ、学生諸君の要望を反映させたいので積極的に乾燥を寄せてもたいたい。
【第2回】
 引き続きアメリカ大統領演説の学習を続ける。
 米中関係について①
【第3回】
 米中関係を中心としてアジア全般情勢②
【第4回】
 アジア情勢③
【第5回】
 韓国と北朝鮮 朝鮮半島情勢と日米①
【第6回】
 同②
【第7回】
 中国経済の見方①
【第8回】
 中国経済の見方②
【第9回】
 グローバリゼーションをどう見るか①
【第10回】
 グローバリゼーションをどう見るか②
【第11回】
 ウォールストリートの日常① 映像資料参照
【第12回】
 ウォールストリートの日常② 映像資料参照
【第13回】
 基本書『大統領の演説』の総括解説
【第14回】
 学生諸君との意見交換、討論
【第15回】
 まとめと最終テスト