Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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ECCP(実務英語) IV 池村 俊郎
選択  2単位
【観光経営】 17-1-1120-3394-28A

1. 授業の概要(ねらい)

 春季に続き、ECCP学生のみの特別クラスです。
 ECCP実務英語(英語基礎B)の池村クラスでは、情報をとる手段として英語を活用し、コミュニケーション手段としての初歩的な英語の役割に焦点をあてて学習していきます。外国語学習に王道はありません。また週1回の講義だけでは十分な成果を上げるには時間不足を否めませんから、自習、復習に努力し、ラジオ英語講座など自分のレベルにあった視聴教材の活用を奨励し、指導します。
 英語の基本学習をとくに強調しておきます。自分で口を開くことが大切です。自分から声を発しない限り、何も始まりません。そのための訓練を重ねる必要がありますから、どんなに下手な英語でもかまいません。短い記事や良い文章を大きな声で、繰り返し音読していくことを心がけてください。これは全員に与えられた課題です。
 一定レベルの英語文章を日本語に翻訳できるかどうかで、その人の文法、語彙、理解力を判定できます。大学の講義ですから街の英語学校のような「楽しい授業」を期待してはいけません。池村クラスでは読解力の不足した学生を対象としますから、春季と同じく日本語に翻訳する作業を退屈と片付けるようでは、基礎力はつかないと理解しておいてください。購読には引き続き『英語で学ぶやさしい経済学』を使用し、随時、英字新聞テキストなども使用します。

2.
授業の到達目標

 春季の成果を踏まえ、音読用テキストのレベルが中学教科書から高校教科書レベルに上がります。音読、書き取りがより自由にできるように訓練を重ねます。また英文解釈力の増強を目指します。テキストレベルも上がります。

3.
成績評価の方法および基準

 春季と基本的に同じ。単語テスト結果(10%)受講態度、春季からの進度度合(10%)、最終テスト(80%)で総合評価します。

4.
教科書・参考書

 音読、ディクテーション用のシャドウイング・テキストは前期テキストとともに、内容が上がる『英会話・ぜったい音読 挑戦』編へと移行していきます。購読テキストは春季に引き続き『Learning Essential Economics in English』(英語で学ぶやさしい経済学)を使います。単語テキストは『Word Power Teikyo English Vocabulary Workbook』を使用する。

5.
準備学修の内容

 教室で選んだ基本教材は必ず自習すること。単語学習を怠らないこと。週1回のクラスだけで英語が進歩するわけがありません。多くの学生が出席すれば英語学習になると誤解しています。自習が一番大事です。多くの学生諸君のレベルでいえば、意識的に努力すれば進歩と結果が表れます。

6.
その他履修上の注意事項

 自宅学習、自分で英語に触れる意識的な努力、基本テキストを繰り返し自分のものにしていく地道さを忘れないこと。退屈、楽しくやりたい、基本はもういい、という学生には、英語力がついたと実感する日はいよいよ遠くなるでしょう。自分で努力することは、自分以外、だれにも手助けはできません。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 秋季講義のガイダンス。一部学生にクラス替えを指示します。
【第2回】
 音読ディクテーション Good For the Earth 購読 Unit4 需要と供給
【第3回】
 同上
【第4回】
 音読ディクテーション The Hot Dog 購読 Unit5 インフレとデフレ
【第5回】
 同上
【第6回】
 音読ディクテーション Here Comes the Elephant Train! 購読 Unit6 株式市場
【第7回】
 同上
【第8回】
 音読ディクテーション A Dream Comes True 購読 Unit1 経済学とは何か
【第9回】
 同上
【第10回】
 音読ディクテーション John Manjiro 購読 Unit8 資本主義とは何か
【第11回】
 同上
【第12回】
 プレゼンテーション訓練 スピーチ実践
【第13回】
 音読ディクテーション Haiku 購読 アダム・スミスとケインズ
【第14回】
 同上
【第15回】
 まとめと最終テスト