Web Syllabus(講義概要)

　2020年東京オリンピック開催に向けて、わが国のスポーツ市場は今後ますます活況を呈するとともに、ビジネス市場もグローバルに拡大すると予想される。昨今のグローバル化の流れに逸早く対応すべく、スポーツビジネスの最先端であるアメリカ国内にて、語学研修の兼ねた現地講師によるスポーツマネジメント研修プログラムを実施する。スポーツビジネスの本場であるアメリカで各施設・チーム・行政などの現場視察および業務を直接体験する。「アメリカ型スポーツ経営」「スポーツマーケティング概論」での学習内容について更なる理解を深める。
　研修期間：3月上旬より10日間
　研修場所：アメリカアリゾナ州フェニックス、カリフォルニア州ロサンゼルスにて実施
　参加人員：最大20名
　参加条件：経済学部所属学生よりGPAおよび面談等より人選する
　　　　　　渡航費用について一部学生負担とする。（200,000円予定）

　世界最大のスポーツ大国アメリカにおける各スポーツビジネスの具体的業務に直接触れることで、アメリカ型スポーツ経営モデルやマーケティング手法などの理解を深める。スポーツ先進国に向けた提言を模索し、わが国のスポーツ文化の発展に貢献すべく思考を創造する。また、現地ネイティブ講師による講義より語学力向上も目指す。メジャーリーグトレーニングキャンプでの1日インターンシップや現地大学でのスポーツマネジメントカリキュラム受講およびわが国のスポーツビジネスの現状についてプレゼンテーションする。

　＊単位認定は翌学期とする（当学期の単位制限回避のため）
　出席：研修ツアー参加（ガイダンス含む）
　英語プレゼン授業（国内3回）：
　秋期3回にわたり学内にて英語プレゼンテーション講義を実施し、Grand Canyon大学授業での発表準備を行う。加えて、現地での各レクチャーにおいての積極的受講や会話など。また、帰国後の経済学部合同発表会などでの発表より、総合的に評価する。

　テキスト：川上祐司著 『メジャーリーグの現場に学ぶビジネス戦略―マーケティング、スポンサーシップ、ツーリズムへの展開―』　晃洋書房
　　　　　　拙著 『プロスポーツにおける戦力均衡がリーグおよびチーム経営に及ぼす影響―アメリカプロスポーツリーグ「NFL」「MLB」を事例に―』　帝京経済学研究
　　　　　　拙著 『アメリカ型スポーツリーグおよびチームマネジメントの一考察』　帝京経済学研究

　アメリカ型スポーツ経営ⅠⅡにて使用する資料・文献を要参照。Sports Business Journal、またスポーツ専門サイト等よりアメリカスポーツビジネス動向に注目すること。

　渡航までスケジュールについて
　5月：研修スケジュール告知
　7月：研修説明会実施～参加メンバー選考（面談・レポート提出）
　8月：参加メンバー決定
　9月：参加メンバーガイダンス①
　10月～1月：参加メンバーガイダンス（英語プレゼンテーション練習）3回
　2月下旬：渡米
　4月：履修および認定
　「アメリカ型スポーツ経営ⅠⅡ」「スポーツマーケティング概論ⅠⅡ」の履修が望ましい。
　本研修は海外で実施するビジネスカリキュラムです。国内ガイダンスおよび現地においては時間・期限・約束の厳守などビジネスルールに準じるとともに学生としてモラルを遵守する。
　本受講学生には、「スポーツの本質」を十分に理解し、スポーツ文化発展・構築に貢献できる人材としてのグローバルでの活躍を期待する。