Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
西洋史概説 II (教職) 野澤 丈二
選択  2単位
【法律】 17-1-1120-4151-20A

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業では、世界の歴史の大きな枠組みと展開を、とりわけ「西洋」に重点を置いて考えていく。細かい知識よりも、今日のわれわれが生きる世界がどのように形成され、一体化してきたのかという歴史の大きな流れを掴むことをねらいとする。西洋の歴史を中心に扱っていくが、日本を含むアジアの歴史との連関や自然環境の役割などにも目を配る。また折に触れて、実際の史料にも目を通していきたい。
 前期はヨーロッパ世界の形成と拡大を、後期はヨーロッパを中心とした近代の確立から地球規模での世界の一体化を扱う。

2.
授業の到達目標

 現在の世界を歴史の延長として捉える。
 人類共通の課題について歴史的な観点から考察する。
 歴史学における基本概念を理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(30%)と期末試験(70%)で評価する。授業への毎回の出席を前提とし、無断で4回以上の欠席があった場合には、評価の対象外とする。また特に理由のない遅刻については、欠席扱いとする。平常点には、出席状況のほか授業内課題やリアクション・ペーパーの内容を考慮に入れる。

4.
教科書・参考書

 特定のテキストは使用しない。必要に応じて、授業内でそのつど紹介する。
 参考文献:南塚信吾、秋田茂、高澤紀惠編『新しく学ぶ西洋の歴史』(2016年、ミネルヴァ書房)

5.
準備学修の内容

 世界史Bの教科書にひととおり目を通しておくことが望ましい。

6.
その他履修上の注意事項

 授業内容は、履修者数などに応じて、順番やテーマが一部変更になる可能性もある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 歴史学の歴史2
【第3回】
 アメリカ諸国の独立
【第4回】
 フランス革命とナポレオン
【第5回】
 産業革命
【第6回】
 ナショナリズムの発展
【第7回】
 南北アメリカの発展
【第8回】
 帝国主義と植民地主義の成立
【第9回】
 世界の一体化と日本の近代化
【第10回】
 科学技術の発達と変容する人類社会
【第11回】
 戦争と平和
【第12回】
 第二次世界大戦後の世界
【第13回】
 地球規模の課題と持続可能な社会
【第14回】
 まとめ
【第15回】
 まとめと期末試験