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授業の概要(ねらい) |
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この授業では、世界の歴史の大きな枠組みと展開を、とりわけ「西洋」に重点を置いて考えていく。細かい知識よりも、今日のわれわれが生きる世界がどのように形成され、一体化してきたのかという歴史の大きな流れを掴むことをねらいとする。西洋の歴史を中心に扱っていくが、日本を含むアジアの歴史との連関や自然環境の役割などにも目を配る。また折に触れて、実際の史料にも目を通していきたい。 前期はヨーロッパ世界の形成と拡大を、後期はヨーロッパを中心とした近代の確立から地球規模での世界の一体化を扱う。
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2. |
授業の到達目標 |
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・現在の世界を歴史の延長として捉える。 ・人類共通の課題について歴史的な観点から考察する。 ・歴史学における基本概念を理解する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(30%)と期末試験(70%)で評価する。授業への毎回の出席を前提とし、無断で4回以上の欠席があった場合には、評価の対象外とする。また特に理由のない遅刻については、欠席扱いとする。平常点には、出席状況のほか授業内課題やリアクション・ペーパーの内容を考慮に入れる。
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4. |
教科書・参考書 |
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特定のテキストは使用しない。必要に応じて、授業内でそのつど紹介する。 参考文献:南塚信吾、秋田茂、高澤紀惠編『新しく学ぶ西洋の歴史』(2016年、ミネルヴァ書房)
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準備学修の内容 |
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世界史Bの教科書にひととおり目を通しておくことが望ましい。
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その他履修上の注意事項 |
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授業内容は、履修者数などに応じて、順番やテーマが一部変更になる可能性もある。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 歴史学の歴史1 | 【第3回】 | ビザンツ帝国と東ヨーロッパ | 【第4回】 | 西ヨーロッパの封建社会の成立と変動 | 【第5回】 | キリスト教とヨーロッパ世界の形成 | 【第6回】 | ルネサンスと人文主義 | 【第7回】 | 宗教改革 | 【第8回】 | 北海・バルト海の商業世界 | 【第9回】 | 資本主義と近代世界システム | 【第10回】 | ヨーロッパ世界の拡大 | 【第11回】 | 主権国家体制の成立 | 【第12回】 | 海洋国家オランダとイギリス | 【第13回】 | 大西洋世界の形成 | 【第14回】 | まとめ | 【第15回】 | まとめ と期末試験 |
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