Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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演習 I 澤井 康毅
必修  2単位
【経営】 17-1-1120-4186-09A

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習では、主として財務会計を扱います。財務会計を学ぶことは、企業の事業内容や業績を理解することにつながり、就職後も大いに役立つでしょう。
 春学期は、現代社会における会計の役割、会計情報を作成するためのルール(会計基準)、会計情報の利用方法について理解を深めます。それを踏まえ秋学期は、実際に企業が開示する有価証券報告書を用いた経営分析を行う予定です。

2.
授業の到達目標

 財務会計にかかる基本的な知識を身につけ、現実に起こる会計問題の本質を理解・評価し、自分なりの意見や考えを持つことを目標とします。また、自分の意見を第三者の前で、論理的に発表する能力を養います。

3.
成績評価の方法および基準

 出席状況、課題に対する取り組み姿勢、演習中の発言等によって総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 財務会計、経営分析に関する文献を使用します。

5.
準備学修の内容

 適宜与える課題を次回演習までに解くこと(プレゼンテーションの準備を含む)。

6.
その他履修上の注意事項

 財務会計に限らず、財務会計に関連する分野についても言及します。自らの趣味関心内容を伝えるなど、演習への積極的な参加を期待しています。なお、履修にあたっては、簿記に関する知識(日商簿記3級レベル)を有していることが望ましいでしょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(自己紹介など)
【第2回】
 企業の社会的役割
【第3回】
 コーポレート・ガバナンス
【第4回】
 会計・監査基準の意義
【第5回】
 複式簿記と財務諸表の作成プロセス
【第6回】
 収益認識の考え方
【第7回】
 費用認識の考え方
【第8回】
 会計情報と株価の関係
【第9回】
 経営戦略について
【第10回】
 収益性分析
【第11回】
 安全性分析
【第12回】
 効率性分析
【第13回】
 将来性分析
【第14回】
 CSR分析
【第15回】
 総括と秋学期の方針確認