Web Syllabus(講義概要)

　グローバリゼーションが進行する中で、企業の海外直接投資、グローバルな生産、販売、研究開発等が一般化し多国籍企業の活動は目覚ましい。この機会を捉え、積極的に活躍の場を広げ、収益を拡大している企業は多いが、他方で様々な局面で新たな課題に直面し、対応を迫られている。更に、この一年で英国のEU離脱、米国のTPP離脱等、グローバル化を押し止め、逆行するような動きが現れた。前期で学んだマクロ的知識を踏まえ、多国籍企業のミクロ的な側面を中心に、事業・活動の現状と背景を学び、課題を考える。授業では、講義が中心になるが、進度に応じ、受講生に、企業の具体的なケースについて報告してもらい、全員で討論する形をとるようにしたい。最後にレポートを仕上げて提出する。

　多国籍企業のグローバルな事業の現状とその背景・歴史を学ぶ。さらにミクロ的な、より具体的な活動内容を理解する。国際ビジネスの基礎を身に付ける。その上で、日本企業等の特性と課題を考え、説明できる。

　レポート60％、授業への参加・貢献度40％

　授業内で指定します。参考文献としては以下があります。
　吉原英樹『国際経営への招待』有斐閣ブックス、吉原英樹『国際経営』有斐閣アルマ、梶浦雅己編著『はじめて学ぶ人のためのグローバル・ビジネス（改訂新版）』文眞堂、チャールズ・W・ヒル『国際ビジネス3』楽工社

　・教科書の予習。専門用語の意味を理解する。報告レジュメの作成。
　・新聞、インターネット等で企業の海外活動や多国籍企業の具体的な事例に触れる。

　・新聞、インターネット等で具体事例に触れることが重要です。出来れば、英語のニュースや文献に触れるよう努める。
　・レジュメの作成にあたっては、出来るだけ自分の言葉で、分かりやすくまとめる。