1. |
授業の概要(ねらい) |
|
確定拠出年金(DC)に関する具体的事例の研究を通じ、諸課題の理解を深めます。 また、DCの専門家、実務家や投資教育の専門家を招聘した講演も計画し、今、DCを実施している企業の人事・労務で、何が起きているのか、どのような方向性をもっているのか等を探求します。 本演習では、特に、DCの投資教育や加入者の投資行動、制度運営等を主な対象として研究を進める予定です。 なお、具体的な研究テーマの設定に関しては、参加学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
確定拠出年金の投資教育や加入者の投資行動などに関し、自ら設定した課題の解決に向けて、研究を行い、発表を行います。この一連のサイクルを主体的に達成することが目標です。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
議論への参加・貢献状況(20%)、受講態度(10%)、研究発表の内容(50%)、最終レポートの仕上がり(20%)を総合的に評価します。 なお、出席状況が不芳な学生に対しては、成績評価の対象外としますので、十分、認識してください。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキストは特に指定しない。 参考文献は授業の中で指示します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
企業年金に関連する報道や社会保障審議会の資料に目を通しておいてください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
現在、確定拠出年金の年金資金は、投資信託や銀行預金、保険商品を通じて、市場や経済に影響を与えています。 また、社会保障の一翼を担う存在として、国民生活にも大きな影響を与えています。 さらに、働く人々にとっては、老後を支える重要な手段であり、また、企業にとっては、財務・会計、人事・労務、税務等に深く関連する事項となっています。 その年金が、現実的に、どのように動いているのか、ゼミに参加して、一緒に探っていきましょう。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 確定拠出年金の概要と課題 | 【第3回】 | 確定拠出年金法改正法案の課題 | 【第4回】 | 投資教育、継続教育の現状と課題、今後の方向性 | 【第5回】 | 実務家の講演と討議(DC実務家の講演(予定)) | 【第6回】 | 課題設定と討議 | 【第7回】 | 事例研究と討議(1)企業年金連合会DC実態調査 | 【第8回】 | 事例研究と討議(2)NPO法人アンケートによるDC運営実態調査 | 【第9回】 | 事例研究と討議(3)確定拠出年金実施企業の投資教育、加入者の投資行動に関する実例研究 | 【第10回】 | 実務家の講演(確定拠出年金実施企業の人事担当による講演(予定)) | 【第11回】 | 学生による研究発表(1) | 【第12回】 | 学生による研究発表(2) | 【第13回】 | 学生による研究発表(3) | 【第14回】 | 学生による研究発表(4) | 【第15回】 | 演習の総まとめ |
|