Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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演習 II 玉村 千治
必修  2単位
【経営】 17-1-1120-4661-14A

1. 授業の概要(ねらい)

 このゼミでは、アジアの中のアセアン諸国に着目します。具体的には演習Iの続きになります。取り組み方は演習Ⅰ-Ⅱを通じて次の通りです。
 ①アセアン各国の経済、政治、社会、文化、宗教などの特徴を捉え比較する。
 ②次の段階では、対象を経済に絞り各国の経済の特徴を掘り下げます。
 ③最後にアセアン各国どうしの経済関係、日本や世界の主な国との経済関係を貿易や援助等の関係でとらえます。
 ④最終的に各国についての小論文(日本との経済関係を必須)を仕上げます。
 担当国を決めて、必要事項を調べて報告してもらい、皆で議論して進めます。演習Ⅱはおおむね③からです。

2.
授業の到達目標

 ・アセアン諸国の特徴(相違)のポイントを説明できる。
 ・アセアン諸国間および日本との経済関係を説明できる。
 ・自分の意見や疑問を明確に人前で表現できる。

3.
成績評価の方法および基準

 議論への参加(発言)(25%)、発表(30%)、小論文(45%)。
 単位は、出席が授業回数の2/3未満や提出物義務の不履行の場合は認定できません。

4.
教科書・参考書

 テキストとは指定しません。
 参考文献は外務省のHPの各国に関するページ(例えばマレーシアについてはhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area
/malaysia/)、アジアに関する調査レポート等は、日本貿易振興機構(ジェトロ)https://www.jetro.go.jp/world/asia/ が参考になります。また、黒柳・金子・吉野『ASEANを知るための50章』(明石書店)2015年、牛山・可部『図解でわかる ざっくりASEAN』(秀和システム)2014年などがあります。縮約された統計データは日本貿易振興機構アジア経済研究所『アジア動向年報』各年版、など。その他は各回で紹介。

5.
準備学修の内容

 本ゼミはアセアンを対象としており、自分の担当する国と密接に関係します。自分の担当国とゼミでの発表国との関係を調べてからゼミに臨んでください。

6.
その他履修上の注意事項

 本ゼミを通じて、外国への理解を深めると同時にゼミ生同士の人間としての理解を深めること(他者を尊重すること)に心掛けてください。そのために、教員を含めゼミ生同士いろいろな場面で議論や相談の機会を多く設けるようにします。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 演習Ⅰの提出レポートの講評と秋学期の取り組み方
 (担当各国とアセアンおよび日本との経済関係を中心に取り組む)
【第2回】
 貿易統計について(教員による講義)
【第3回】
 報告と議論:インドネシアとアセアンおよび日本の経済関係
【第4回】
 報告と議論:タイとアセアンおよび日本の経済関係
【第5回】
 報告と議論:ベトナムとアセアンおよび日本の経済関係
【第6回】
 報告と議論:フィリピンとアセアンおよび日本の経済関係
【第7回】
 報告と議論:マレーシアとアセアンおよび日本の経済関係
【第8回】
 報告と議論:シンガポールとアセアンおよび日本の経済関係
【第9回】
 報告と議論:カンボジア・ラオス・ミャンマーとアセアンおよび日本の経済関係
【第10回】
 小論文の割り当てと書き方
【第11回】
 各報告の統合的議論:アセアン諸国と日本の経済関係
【第12回】
 追加調査結果報告:インドネシア、タイ、ベトナム
【第13回】
 追加調査結果報告:フィリピン、マレーシア、シンガポール
【第14回】
 追加調査結果報告:カンボジア、ラオス、ミャンマー
【第15回】
 まとめ (レポートの締め切り)