1. |
授業の概要(ねらい) |
|
春学期の起業家演習Ⅰに引き続き、秋学期においては、自身の関心領域・テーマに即して、より具体的な事業計画書の作成演習に取組む。春学期の起業家演習Ⅰの単位を取得した受講生のみを受講対象とする。事業企画書の作成を通じて、企画から計画に落とし込む論理性、プレゼン能力、各種PCソフトの使い方・技能を身につける演習に努める。 なお、一年間の一貫した演習を基本としているため、起業家演習Ⅰを受講・単位取得していることを受講の条件とし、秋学期からの受講は認めない。 また、春学期と同様に、講義・発表の際には、中小企業診断士の講師を招聘し、提案企画・構想に対する実践的な助言を受ける等、実践的な演習の機会をつくる。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
①起業に向けてのステップを理解し、そのために必要な知識の概要を理解できる。 ②漠然としていた夢を事業計画として描くことができる。 ③起業・創業に向けての段階を理解できる。 ④起業・創業に向けての行動に移す心構えを備えることができる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
演習系科目のため出席は必修である。評価は演習による自身の起業イメージシート作成と出来栄えが40%、各学期最低2回の発表を行うこととしその評価が30%、質疑応答への参加が10%、演習運営への主体的な貢献が20%の配分によって総合的に評価する。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
①夢を実現する創業(中小企業庁) http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sogyo/pamphlet/2016/download/h28Sogyo.pdf2 ②創業の手引き(日本政策金融公庫) https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/pdf/sougyou_tebiki_160916.pdf ③その他、各自の興味対象に関する書籍
|
5. |
準備学修の内容 |
|
①自分でイメージした起業の領域・分野に関する事業・業界等に対する研究・知識の習得に継続的に取り組むこと。 ②休日等の時間を使い、現場でものごとを考えることを習慣化する姿勢をもつこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
演習に主体的に参加することによって「物の見方や捉え方」「現実に至る過程や背景」等を習得し、マニュアル思考から脱皮する思考を身につけてほしい。当然ながら、企画書作成等の課題・演習を通じて得た論理性・プレゼン・各種PCソフトの使い方・技能も身につくことに期待している。 また、3年生の受講者は、4年生の同講義の2年目も受講し、3年生の指導を通じて起業に対する理解を深めるとともに、起業のイメージを実現に近づけるよう企画・構想の磨きかけ・実現化を期待したい。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 春期授業の振返りと秋学期の授業の全体構成の解説 | 【第2回】 | 夏期課題発表~企画原案発表 | 【第3回】 | [講義]発想法・着眼点について | 【第4回】 | [講義]マーケティングの基本 | 【第5回】 | [講義]営業・販路開拓について | 【第6回】 | [演習]事業目標と事業予算 | 【第7回】 | [発表]事業計画の中間発表 | 【第8回】 | [講義]創業の手続き | 【第9回】 | [講義]開業(経理)~損益(PL)と資金(CF) | 【第10回】 | [講義]開業(経理)~損益分岐 | 【第11回】 | [演習]損益(PL)と資金(CF)・損益分岐 | 【第12回】 | [演習]事業計画書の作成 | 【第13回】 | [発表]事業計画書の発表 | 【第14回】 | [演習]事業計画書の修正 | 【第15回】 | 起業家演習の総括 |
|